技術会議紹介
国際標準記述によるモデル開発・流通検討委員会


1. 活動目的
国際標準に準拠した記述言語によるハードウエア及びその制御のモデルを国内の自動車業界への展開を試行することにより、開発の効率化および情報共有による製品開発の活性化につながるものづくりのプロセス改革を検討・試行する。  現在,自動車を取り巻く環境においては,CO2による温暖化抑止に向けたエネルギー削減,また石油自体の枯渇に対する主要エネルギーの転換,および新興国の台頭による市場の変遷に伴うものづくりの拠点の変遷等の主に3点の課題がある。まず第1点に関して,既に環境にも影響が現れており,各国のCO2排出規制に併せた対応が急務である。これにも関わらず,第2点に関して,例えば循環系のバイオ燃料などは工業的にまだ確立しておらず,その生産量も少ない。またEV用の主要な電池は,現時点ではエネルギー密度が石油の数%程度と小さく,実用化までには大きな課題がある。従って,車両全体を考えたエネルギー最適・最小にする開発技術の開発と普及が急務である。さらに第3点については,単純なものづくりでは競争力が著しく乏しくなっているのが現状である。そのため如何に短期間に効率的に付加価値をつけたものづくりが出来るのかという,日本のものづくりのプロセスの改革が求められている。  これらの課題に対応できる手段の一つとして,シミュレーションモデルを活用したOEMとサプライヤー間のコンカレントな開発(MBDによる開発)が挙げられる。ただし現時点では、シミュレーションを実行する環境が個別のツール依存になっており、モデルの流通や接続に大きな課題が顕在化している。 そこで、本委員会は将来のモデル流通の為の標準やガイドラインを議論し,成果を提示することを目的とする。まず電装品を中心とした車載ユニット等を題材に国際標準述言語に準拠したモデルのテンプレートの開発とこの雛形を参加者間での共有により課題と効果を議論し,将来の産(自動車業界各社)および学(大学、研究機関)の互いの強みを生かした共同開発の効率的な実践に繋げ,これによりものづくりの活性化と開発効率の向上に貢献する。
2. 委員会メンバー
委員長加藤 利次(同志社大)
幹事市原純一(AZAPA)、嶋田敏(本田技術研究所)、辻公壽(トヨタ自動車)
委員大学・官庁等5名、企業・民間団体等23名、オブザーバー等13名 合計41名
3. 2015年度の活動計画
(1) 国際標準に準拠した記述言語によるモデル開発、およびモデル接続に関して、春季大会オーガナイズドセッションでの技術発表を行う。 (2) 開発モデルを配布や流通の試行を行う。 (3) モデル接続のためのガイドライン及び例題FMUライブラリの作成と公開を行う。 (4) 以上の活動の報告書を作成する。 (5) モデリング技術に関する書籍の執筆を行い、発行する。
4. 活動報告
5. トピックス(お知らせ)
【非因果モデリングツールを用いたFMIモデル接続ガイドラインVer.1.0】 http://www.jsae.or.jp/tops/topic.php?code=1241

前のページへ戻る

委員会一覧へ戻る