積層O2センサ
2003
受賞技術開発賞
受賞理由杉山氏ら3名は、熱伝導性と電気絶縁性に優れるアルミナヒータ基板と検知部を構成するジルコニア基板とを接合する新しい異種接合技術を開発し、これまでにない活性時間が10秒以下の早期活性積層酸素センサを実現した。地球環境保護は今日の世界的な課題であり、排気ガス規制も年々厳しさを増している。コールドスタート時に大量に発生する炭化水素の低減は克服すべき重要課題の一つで、酸素センサの早期活性が求められてきた。従来から広く用いられているコップ型センサは、素子とヒータが別体のために、伝熱性が悪いだけでなく小型化にも限界があり、それゆえに早期活性は困難であった。熱膨張と焼成収縮を合致させることにより検知部とヒータ部の一体化を実現し、さらに厚膜印刷技術とシート積層技術を適用して小型化に成功したこの新酸素センサは、エンジンの環境対応技術の発展向上に大きく貢献した。
関連文献
受賞者杉山 富夫(株式会社デンソー)
内藤 将(株式会社デンソー)
中村 靖紀(トヨタ自動車株式会社)

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