HCCI Combustion in DI Diesel Engine
2004
受賞浅原賞学術奨励賞
受賞理由長谷川亮氏は、ディーゼル機関に予混合圧縮自己着火のコンセプトを適用し、世界で初めて実用化に結びつけた。予混合圧縮自己着火ディーゼルの着火制御と燃焼の予混合化を両立させるために、従来とは異なった視点から、2回噴射による燃焼技術を確立した。すなわち、
1)1回目の噴射を早期に噴射することで希薄予混合気を形成し、2回目の噴射で予混合化された燃料の着火制御が行えることを見出した。
2)この燃焼法を適用すると従来のパイロット噴射燃焼とは異なった不輝炎燃焼が実現できることを、可視化エンジンを用いた燃焼観察により明らかにした。
3)噴射時期、噴射量、過給圧力、等の運転パラメータの影響を解析して、燃焼の制御手法について総合的な指針を提供した。本燃焼法は同氏所属会社のディーゼル機関の全てに適用されており、NOxおよび微粒子の低減に大きく貢献している。同氏はこれらの成果を研究論文ならびに国内外の学会において発表されるとともに、ディーゼル機関部門委員会が主催した「JSAEシンポジウム」にて講師として招待講演を行った。これらのことは同氏の燃焼研究分野における高い見識と基礎・応用研究能力のポテンシャルを示しており、今後のこの分野の発展にさらに多くの貢献をすることが期待される。浅原賞学術奨励賞に相応しいと認められる。
関連文献SAE Technical Paper, 2003-01-0745
受賞者長谷川 亮(トヨタ自動車株式会社)

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