CMS(追突軽減ブレーキ)の開発
2004
受賞技術開発賞
受賞理由小髙氏ら5名は、追突の危険に対する、ドライバーへの回避行動支援と衝突時被害軽減を目的として、追突軽減ブレーキを開発して乗用車に搭載し、商品化を行った。
このシステムは、まず、ミリ波レーダで前走車両を検出し、自車進路予測を行って追突の可能性を判断する。追突のおそれが生じた場合には音と表示による警告でドライバーの認知支援を行う。さらに接近して追突の可能性が高くなると、警告に加えて弱いブレーキ制御を行ってより強くドライバーに操作を促す。最後に追突の回避が困難と判断した場合には強いブレーキ制御を行い、ドライバーの回避行動を支援し、衝突速度の低減を図ることで、衝突時の被害を軽減する。
このような支援装置は、ドライバーの過大な依存による危険な運転を惹起し、また支援を煩雑と感じて支援装置を使用しなくなる可能性もある。しかし、本支援装置は、ドライバーの過大な依存や煩雑さを避けるように警告のタイミングが設定されており、さらに最終的には自働ブレーキによって衝突被害を軽減する機能をもつ。このような運転支援技術は、世界初であるだけでなく、高い実用性を有し、自動車の安全技術が将来進むべき方向を示唆している。本追突軽減ブレーキは、安全運転支援技術の発展に極めて大きな貢献をした。
関連文献
受賞者小髙 賢二(株式会社本田技術研究所)
浦井 芳洋(株式会社本田技術研究所)
小田部 誠(株式会社本田技術研究所)
石山 眞人(株式会社本田技術研究所)
望月 和彦(株式会社本田技術研究所)

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