インテリジェントドライバーサポートシステムの開発
2005
受賞技術開発賞
受賞理由石田真之助氏ら5名は、高速道路での運転負荷軽減を目的とし、カメラと電動パワーステアリングによる車線維持支援と、車速・車間制御機能を統合したシステムを開発し、乗用車に搭載して商品化した。
従来の車線維持装置では、運転者の操作のほとんどを補うことを目的としたため、運転放棄や頼り切りなどの問題があり実用化できなかった。また、運転者と装置間の干渉や、装置がすぐに目標経路に合わせ込もうとするため違和感があるなどの問題があった。
これに対し本開発では、運転者が行っている操作を装置側が認知すれば大きな支援が可能になるという、新しい概念を提唱した。運転者の操作を常に優先し、将来の位置だけでなく姿勢まで予測するなめらかなステア制御を実現した。運転者の肉体的精神的疲労が大幅に少なくなり、視野角が拡大して「うっかり・ぼんやり」事故を未然防止する効果があることを実証した。
従来「直線のみ」に制限されていた車線維持機能から、より実用性の高い「全域」での支援を実現した世界初のシステムである。運転意識を維持しつつ適切な支援を受けられるため、社会に受け入れられやすい。運転支援システムの将来像を示したという意味でも貢献するところが少なくない。
関連文献
受賞者石田 真之助(株式会社本田技術研究所)
田中 潤(株式会社本田技術研究所)
近藤 聡(株式会社本田技術研究所)
池田 哲夫(株式会社本田技術研究所)
鵜浦 清純(株式会社本田技術研究所)

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