単気筒エンジンによる超高過給ディーゼル燃焼の研究(第2報)
2006
受賞論文賞
受賞理由 すべてのエネルギ変換機器のなかで最も効率の高いディーゼルエンジンにおいて、排気中の煙と窒素酸化物(NOx)を排気管中の処理装置を使わずに極めて低いレベルにしつつ高い効率を実現することの可能性を示した。それは、約2000気圧(大気圧の2000倍)という、現状の約2倍の高い圧力で燃料をシリンダに噴射すること(超高圧噴射)、現状の4倍近い圧力で空気をシリンダに供給すること(高過給)、そして排気の一部を吸気に戻すいわゆる排気再循環(EGR)を極限まで行うことで実現した。その結果、煙はほぼゼロ、窒素酸化物は現状の1/10以下としつつ、燃料からシリンダ内で燃焼したガスが発生する動力への変換効率(図示熱効率)が最大55%、燃料からエンジン出力軸での動力への変換効率(正味熱効率)が最大47%という値を達成することができ、排気と効率の両立をはかることで次世代ディーゼルエンジンの未来を切り拓くことが期待される。
関連文献自動車技術会論文集 Vol.36,No.5
受賞者青柳 友三(株式会社新エィシーイー)
長田 英朗(株式会社新エィシーイー)
三沢 昌宏(株式会社新エィシーイー)
広沢 友章(株式会社新エィシーイー)
小高 松男(早稲田大学)

Automotive Engineers of Japan, Inc.    All rights reserved.


[ B A C K ]

[ C L O S E ]