トランスミッションギヤの小歯数化
2006
受賞論文賞
受賞理由 トランスミッションのギヤに起因する振動を減らすため、その歯数を少なくすることに関するものである。従来、主として振動を減らすためにギヤの歯数を増加する手法が用いられていた。しかしこの手法はギヤ強度が低下し、振動問題の発生する運転領域が拡大する弊害がある。本研究はこれまでとは逆に歯数を少なくすることを検討したが、問題点は歯車のかみ合い率が減少することにあった。そこでギヤの諸特性(歯たけ、圧力角など)を、基本に立ち返って総合的に検討したところ、高強度でしかも必要なかみ合い率が得られる条件を見出した。また歯面の修整には、独自に開発した評価システムによる可視化手法を用いた。ギヤの歯数を変更した実験をギヤ単体、トランスミッション全体で行い、振動の強さを許容値以下に収められることを確認できた。本研究はギヤ特性の本質に立ち返り新たな設計手法を見出しており、今後のギヤ設計に大いに貢献すると考えられる。
関連文献自動車技術会論文集 Vol.36,No.1
受賞者斎木 康平(富士重工業株式会社)
三好 慶和(富士重工業株式会社)
塚 義友(富士重工業株式会社)
竹内 良彦(富士重工業株式会社)

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