カーツーカーコンパティビリティのための車両間インタラクションの分析・評価手法の検討
2006
受賞論文賞
受賞理由 車と車との前面衝突事故においては、大きい車が加害し、小さい車の被害が大きくなる現象は知られている。被害軽減を目指した研究の一環として、ボディの損傷を分析し、何に着目すればよいかを調べた結果、車両前部構造の均質性を評価するのが良いとして、衝突時に作用する力をこれに等価な分布荷重とみなし、なるべく全面で均等に衝撃を受け止めて吸収することを評価指標対象として着目し、車両がもつ加害性のみならず被害性をも評価、分析可能な分布荷重に関する高次の統計量での定量化を提案している。さらに、ボディ設計に適用できるシステムを開発するために、均質性を向上させる部材を想定し、有限要素構造解析を用いて評価法の有用性を検証した。小型軽量車両のための部材の最適形状を求める解析手法により、ボディの設計に適用できるシステムを開発した。事故時の被害軽減のための重要な指針および改良手法に関する本論文の提案は、将来のボディ構造設計の先鞭となると大いに期待される。
関連文献自動車技術会論文集 Vol.36,No.4
受賞者牧田 匡史(日産自動車株式会社)
Chinmoy Pal(日産自動車株式会社)

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