鉛フリー三層軸受の開発
2006
受賞技術開発賞
受賞理由 廃棄された自動車から鉛などの有害物質が流出して環境を汚染することが問題となっている。そのため欧州のELV指令など、新たに造る自動車では鉛などの有害物質を使用しないよう規制が進んでいる。その一方で、自動車エンジンの回転をスムーズにし、焼付きを防ぐための重要部品の軸受では、鉛が必要な材料として使われている。そのため鉛の代わりになる材料を研究し、鉛を使用しない鉛フリー軸受の開発が求められている。本開発は、自動車エンジン用軸受の鉛フリー化のために、軸受ではオーバレイとライニングの二層で鉛が使われていたが、オーバレイでは代わりの材料としてビスマスと銀の二層構造を開発し、ライニング層では、銅・錫合金をベースにモリブデンカーバイト、ビスマスを使用した新しい材料を開発し、全部で三層からなる鉛フリー軸受を開発した。機能とコストは従来の鉛含有軸受と同じレベルを達成しており、環境対応軸受として今後の展開が期待される。
受賞者川地 利明(大同メタル工業株式会社)
石川 日出夫(大同メタル工業株式会社)
図師 耕治(大同メタル工業株式会社)
朝倉 啓之(大同メタル工業株式会社)

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