高温安定性に優れた高精度車載用GMR回転センサの開発
2006
受賞技術開発賞
受賞理由 有害な排気ガスを出さず、燃料消費が少なく、安全な車を実現するためにエンジン、ミッション、ブレーキなどをきめ細かく制御しなければならない。停止時から最高回転まで、200℃を越える高温雰囲気でも動作する信頼性の高い高精度の回転センサが必要である。歯車の歯が磁石に近付くと磁界が変化すること、磁界変化に対応して抵抗値が変わる現象を利用して歯車の回転を検出する高精度・高信頼度のセンサを開発した。センシング素子はナノオーダー精度の磁性薄膜と非磁性膜を交互に形成し大きな出力を得られる様にした。この素子を世界で初めて、信号処理回路のICチップ上に一体形成し、外部ノイズの影響を大幅に低減し、高温でも安定して高精度な回転検出を可能にした。従来センサでは不可能とされていたエンジンの失火検出も可能になり、高効率で、省燃費で、環境保全に貢献できる車の実現に寄与できた。このセンサは既に1700万個以上生産し、使用されている。
受賞者田口 元久(三菱電機株式会社)
池内 正之(三菱電機株式会社)
川野 裕司(三菱電機株式会社)
新條 出(三菱電機株式会社)
堤 和彦(三菱電機株式会社)

Automotive Engineers of Japan, Inc.    All rights reserved.


[ B A C K ]

[ C L O S E ]