過渡的な操舵力アシスト特性が車両運動に及ぼす影響
2007
受賞論文賞
受賞理由 操舵系を含めた車両運動モデルの理論的解析に基づいた電動パワーステアリング(EPS)の制御を提案した。操舵系と車両系の干渉が車両運動に及ぼす影響を明らかにし、その干渉を考慮することで、操舵トルク入力に対する車両運動の収束性を向上させるEPSの制御器を算出している。さらに、厳密解として導出された制御器に基づき、近似の特性を有する安定かつ簡易な制御器を提案し、その有効性を実験によって検証している。
 従来の油圧パワーステアリングでは、静的な操舵トルクの増減しかできなかったが、近年の普及が進むEPSでは動的な操舵トルクの制御も可能である。本研究の成果は、EPSの持つ可能性の活かし方を提案するものであり、自動車の運転しやすさ、そして結果として自動車の安全性・快適性の向上に大きく寄与することが期待される。(注)EPS:Electric Power Steering
受賞者久保田 正博(日産自動車株式会社)
毛利 宏(日産自動車株式会社)
長柄 奈美(日産自動車株式会社)

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