180MPaピエゾコモンレールシステム
2007
受賞技術開発賞
受賞理由 ディーゼルエンジンは熱効率が高いという点で優れたエンジンであるが、粒子状物質、窒素酸化物の排出が多く、騒音が大きいことなどが問題とされる。これらを解決するためにコモンレール式燃料噴射システムが広く採用されているが、その性能を決定するものとして、超高圧燃料を超高速で開閉することのできる噴射ノズルが重要である。受賞者らは、圧電素子をノズルに応用するため、素子の積層構造、変位拡大機構、バルブ機構に工夫を行い、その結果小さい駆動エネルギーでソレノイド式を超える性能を持つノズルを開発した。これにより180MPaという超高圧噴射圧力において、噴射期間と噴射間隔の大幅な短縮を達成し、切れのよい多段噴射(エンジン1回転当たり5回噴射)を実現した。これはエンジン出力を向上しながら、粒子状物質、窒素酸化物の発生を抑制し、騒音を低減する上で大きな役割を果たすものである。
受賞者松本 修一(株式会社デンソー)
沖 守(株式会社デンソー)
石坂 一義(トヨタ自動車株式会社)
都築 尚幸(トヨタ自動車株式会社)

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