低燃費・低エミッション新型1.8L吸気遅閉じ可変動弁機構エンジンの開発 | |
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年 | 2007 |
受賞 | 技術開発賞 |
受賞理由 | ポンピングロスの存在はガソリンエンジンの燃費改善に大きな支障となっている。このロスを低減するために吸気弁遅閉じエンジンが開発されているが、従来のものはまだ課題を有していた。受賞者らは、これに対して吸気弁閉じ時期を大幅に遅らせた遅閉じカムと出力カムを、応答性の高い可変バルブタイミング/リフト機構を用いて、エンジンの負荷と回転数に応じて切り替える技術を採用した。これにより世界で初めて自然吸気エンジンで、高い燃費改善効果と出力性能が実現できている。さらにシリンダヘッド一体型のアルミニウム合金排気マニホールドや、高効率で大口径の直下型2ベッド触媒なども開発、採用することにより、冷間始動からの触媒活性の早期化と劣化低減を同時に実現するなどの環境性能を、燃費性能、出力性能と同時に改善させたエンジンとして評価できる。 |
受賞者 | 梶原 滋正(株式会社本田技術研究所) 山野 順司(株式会社本田技術研究所) 渡辺 勝志(株式会社本田技術研究所) 村上 真一(株式会社本田技術研究所) 矢田 茂(株式会社本田技術研究所) |