一般路走行時におけるドライバの減速開始タイミングの解析
2008
受賞論文賞
受賞理由 予防安全システムの設計では、運転中のドライバの特性を把握することが重要で、そのシステムとの協調はその効果を有効にする上で必要不可欠である。本論文では、先行車両への追突防止を支援するために、運転者に警報を発するシステムの設計において、ドライバがブレーキをかけた時の状況に対応して、平均減速度にみられる傾向と制動開始タイミングの傾向を調査し、通常のブレーキ操作の個人差に適応して警報のタイミングを調整する手法を提案している。この提案では、膨大な一般路走行データ解析から、平均減速度の傾向について全体の傾向からの差分を用いることにより個人差が有意であることと、その平均減速度の傾向と減速開始タイミングの傾向との関係を定量的に示し、平均減速度の大きいドライバには警報を発するタイミングを遅らせるといった調整をする手法を提案して、その有意性を検証している。本研究の成果はドライバ協調支援を推進し、自動車の安全技術向上に大きく寄与することが期待される。
受賞者倉橋 哲郎(株式会社豊田中央研究所)
大桑 政幸(株式会社豊田中央研究所)
坂口 靖雄(株式会社豊田中央研究所)
名切 末晴(株式会社豊田中央研究所)
瀬口 裕章(トヨタ自動車株式会社)

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