ディーゼルエンジンのオイル消費メカニズムに関する研究(第5報、第6報)
2008
受賞論文賞
受賞理由 ディーゼルエンジンのオイル消費量低減は、メンテナンス費用の低減、排出ガス中のHCの低減や後処理装置の保護の面から重要な課題である。オイル消費の評価は、従来より実験主体に行われており、高精度の予測が望まれている。本研究は、ピストンのオイルリング下部における油圧測定手法を確立し、ピストンスカート部の油膜がオイルリング下部に達するとそこに油圧が発生すること、この圧力はピストンの上下運動やスラップの影響を受けること、この油圧によりオイルリングの合い口隙間(リングの不連続部分)から燃焼室に向けてオイルがあがることなどを実験により解明した。これらの知見は、理論計算に導入することにより、オイル消費の予測精度の向上が見込まれ、さらに実機エンジンの設計に反映させてオイル消費低減にも役に立つものとして、高く評価できる。
受賞者伊東 明美(日野自動車株式会社)
土橋 敬市(日野自動車株式会社)
中村 正明(日野自動車株式会社)

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