焼結鍛造コネクティングロッドの疲労強度向上技術
2009
受賞浅原学術奨励賞
受賞理由コネクティングロッドは、製造地域によって熱間鍛造と焼結鍛造という二つの異なる方法で製造される。そのため、用いる素材強度の違いにより同一エンジンでも同一重量で設計できないという問題が生じた。この解決には焼結鍛造素材の疲労強度向上が不可欠である。しかし、単に強度を向上させると加工性の低下を招くという問題につながる。そこで受賞者は、硬さ増加に有効ではあるが加工性を低下させる炭素量を減らし、代わりに銅の添加量を増やすことによってフェライトを強化し疲労強度を向上させるという新発想の焼結鍛造素材の開発に成功した。これにより、従来の製造工程を変更することなく30%以上の疲労強度向上を実現した。本成果は軽量化による環境負荷低減に対応できる技術として普及が期待され、同時に受賞者の今後の活躍も一層期待される。
受賞者高田 健太郎(株式会社本田技術研究所)

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