生産エネルギーを低減した高生産性・高強度鍛造ピストン材料の開発
2009
受賞技術開発賞
受賞理由自動車部品の中で往復運動部品、とくにピストン軽量化は燃費の低減および運動性能の向上に及ぼす効果が大きい。鍛造ピストンは鋳造ピストンに比べて薄肉化による軽量化が可能であるが、鍛造素材中の鉄系の金属間化合物や樹枝状晶が粗大であったり不均一であると鍛造性を著しく阻害する。これに対し、連続鋳造技術と合金設計により均一で微細な凝固組織を有する鍛造素材を得ることに成功した。この連続鋳造法は機械的特性に悪影響を及ぼすアルミニウム合金中の鉄分に対する許容量が大きく、リサイクル材(再生塊)の使用を可能にした点も高く評価できる。この鍛造素材を得ることでニアネット鍛造による大幅な工程削減とピストンの軽量化を同時に実現し、高出力・高回転を要求する二輪エンジンの性能向上に大きく寄与した。
受賞者藤井 秀紀(株式会社本田技術研究所)
岡 知生(株式会社本田技術研究所)
高木 英俊(富山合金株式会社)
渡辺 享(富山合金株式会社)

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