ハイブリッド車PCUの小型高出力化のための、素子を両面から冷やす新構造冷却器の開発 | |
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年 | 2009 |
受賞 | 技術開発賞 |
受賞理由 | 高級ハイブリッド車に2007年高出力で小型のパワー制御ユニットが搭載された。このユニットは,最大電圧を288Vから650Vまで昇圧できるようにした「コンバータ」と直流電圧を交流電圧に変換して電気モータを回転制御する「インバータ」から構成されている。高出力小型化をするためには、内部で発生する熱をある限界値で抑えなければならない。このため従来ユニットの片面のみで冷却していたものを新たに両面から冷却できるよう一対の放熱板で挟み、これを冷却チューブ間に挿入して両面から圧縮するユニークな構造とした。更に熱の伝達が悪くなる接触面の隙間を生じさせなくするため、圧縮してもつぶれない方法も工夫した。この結果出力は60%向上し、体積は30%、質量は20%減らすことができた。 |
受賞者 | 山中 章(株式会社デンソー) 安部井 淳(株式会社デンソー) |