生体力学的負荷に着目した疲労低減運転姿勢の開発
2009
受賞論文賞
受賞理由疲れない着座姿勢をこれまでは運転者の感性的な判断や人体にかかる体圧の分布などから実験的に検討してきた。本研究は長時間運転で生じる肉体的疲労を測定するために二つのシートバック支持面と一つの座面支持面を持つ実験用可変シートを用いている。同シートによる実験で人体の筋骨格生体力学モデルにより座位姿勢での筋力、関節負荷推定を行い、疲労低減運転姿勢は無重力下の中立姿勢に近いとの結果を出している。この新運転姿勢が動的長時間の肉体疲労を軽減することを身体6部位の疲労主観評価による長時間走行実験を行い、検証している。また、継続研究で実走行環境下で多様な生理学的計測を行い、本論文の疲労主観評価結果を裏付けている。生体力学的負荷に着目した新しい視点での体系的なアプローチは他への応用を含め自動車工学の発展に寄与すると考えられる。
受賞者平尾 章成(日産自動車株式会社)
北崎 智之(日産自動車株式会社)
山崎 信寿(慶應義塾大学)

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