尿素SCRシステムのNOx浄化率向上に関する研究
2010
受賞浅原賞学術奨励賞
受賞理由 尿素SCRシステムはディーゼル車から排出されるNOxを浄化する後処理装置として普及しているが、低い排気温度となる過渡条件における浄化率の向上が求められている。受賞者は、この課題に対してNH3吸着量の増量の有効性を示すとともに、そのメカニズムが硝酸アンモニウムの触媒上への一時的な生成と分解であることを解明した。さらに、尿素水の噴射制御論理を開発することによってNOx浄化率向上に対する具体的で一般性のある対策を提案し、モード平均の排気温度が200℃以下となる低温条件において、重量車を対象としたポスト新長期規制レベルに排出ガスを浄化することに成功した。この成果は現象の解明から低減方策の提案と実証を一貫して実施することにより得られたものであり、今後もクリーンエンジン開発を通じて自動車技術の発展への寄与が期待できる。
受賞者村田 豊(本田技術研究所)

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