低NOx予混合燃焼方式の多気筒ディーゼルエンジンへの適用(第5報) -二段ターボチャージャーによる排出ガス低減に関する研究-
2010
受賞論文賞
受賞理由 従来のディーゼルエンジンに比べ比較的早期に燃料噴射を行って燃料と空気を予め混合し、これを圧縮して自己着火させる予混合圧縮着火燃焼(PCI燃焼)は、窒素酸化物(NOx)とすすの排出を同時低減する燃焼法として期待されている。ところが、燃焼の制御が難しいため高い負荷域での運転が困難であり、実用化の障害となっている。この問題を解決するため、本論文では、二段階に空気を過給する技術やエンジンの排気を混合した空気を効率的に冷却する技術をディーゼルエンジンに適用し、PCI燃焼運転領域の拡大と低いNOx排出を実現できることを明らかにしている。さらに、実車試験でNOx後処理装置を使うことなく米国の厳しい排出ガス規制に適合できることを示すなど、今後のPCI燃焼の実用化に対する寄与は非常に大きいと評価できる。
受賞者石川 直也(いすゞ中央研究所)
工藤 和昭(いすゞ中央研究所)

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