3次元HCCIシミュレーションのためのPRF用化学反応モデルの開発
2010
受賞論文賞
受賞理由 予混合圧縮自着火(HCCI)燃焼では、低温酸化反応と高温酸化反応の2段の燃焼行程を経る。低温酸化反応で燃料の一部が中間生成物(ラジカル類おおよび低分子)に分解され、これらが続く高温酸化反応の着火時期と燃焼速度に大きな影響を与えており、着火条件(例えば、負荷、回転数、酸素濃度、EGR率など)により中間生成物の生成量が変化することが、HCCIエンジンの運転制御を難しいものとしている。受賞者はショックチューブによる着火遅れ時間による検証とHCCIエンジンの筒内サンプリングによる中間生成物の分析結果に基づく化学動力学計算より、実用的なHCCI燃焼シミュレーションを開発した。実験に裏打ちされたシミュレーションであり、今後の炭化水素混合気の着火研究とガソリン型HCCIエンジンの開発に大きく寄与した論文として高く評価できる。
受賞者鶴島 理史(日産自動車)

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