遊星歯車式トルク感応型 LSD の摩擦挙動に及ぼす粗さとコーティングの影響
2012
受賞論文賞
受賞理由 高い静粛性と安全性を要求される4WD乗用車において、歯車式トルク感応型LSDの適用拡大に必要不可欠 な自励振動の抑制に関する独創的な技術である。車両の走行状態によって、歯車式トルク感応型LSD内部 では、摩擦しながら歯車を差動回転させる必要がある。その際、しゅう動部のスティックスリップを抑制しつ つ、スムーズに摩擦させねばならない。これを実現するため、混合潤滑下での摩擦挙動(μ-v特性)の理論計 算により最適化されたしゅう動面の微細粗さおよび、WC(Tungsten Carbide)とDLC(Diamond-Like Carbon)のナノ多層膜を採用することにより、制振性ならびに耐焼付き性と耐摩耗性を両立させた。これに より、車両の自励振動の抑制を実現し、乗用車のパワーを確実に4輪に伝達できることが期待できる。
関連文献自動車技術会論文集 Vol.42 No.2
受賞者安藤 淳二(株式会社ジェイテクト)
宅野 博(株式会社ジェイテクト)
山下 洋三(豊田工機トルセン株式会社)
遠山 護(株式会社豊田中央研究所)
大森 俊英(株式会社豊田中央研究所)

Automotive Engineers of Japan, Inc.    All rights reserved.


[ B A C K ]

[ C L O S E ]