バイオディーゼル燃料によるデポジット生成への影響評価
2012
受賞論文賞
受賞理由 地球温暖化対策として使用が増加しているバイオディーゼル燃料に対し、実用上の問題点である噴射系し ゅう動部に付着するデポジットについて、独自の評価試験を開発すると共に基礎研究を行った。現在主流で ある脂肪酸メチルエステル(FAME)の劣化メカニズムを解析し、水素引き抜きに始まるラジカル酸化反応 であること、低級カルボン酸と重合物が同時に生成することを明らかにした。また、デポジットの分子構造を 詳細に分析し、低級カルボン酸塩の化学吸着と重合物の物理吸着の二層構造であることを見出し、付着抑 制技術として噴射ノズルへのDLC(Diamond-Like Carbon)コーティングが有効であることを示した。デポ ジット試験法の開発および付着機構の解明により、今後バイオ燃料適用の拡大が期待される。
関連文献自動車技術会論文集 Vol.42 No.5
受賞者栗山 裕樹(株式会社デンソー)
分根 聖司(株式会社デンソー)
佐々木 啓次(株式会社デンソー)
青木 隆仁(㈱デンソー)
山田 幸一(株式会社デンソー)

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