ディーゼル燃焼のCO排出要因解析 ―2光子励起LIFによる筒内CO可視化―
2013
受賞論文賞
受賞理由自動車からの排出ガス規制が今後も強化されようとしているなか、ディーゼルエンジンにおいてはNOx低減のためにEGR(排気再循環)率を高め、燃焼温度を低温化する傾向にある。一方で過剰に燃焼温度が下がると、生成した一酸化炭素(CO)が再酸化しないため、排出ガスとしてだけでなく燃費の悪化も招くという新たな課題が生じる。受賞者らは、このディーゼル燃焼におけるCOの低減技術を検討する過程で、これまでは信号が微弱な上にディーゼル燃焼の発光スペクトルとの分離が極めて困難であったCOの2光子励起LIFの観察に初めて成功し、シリンダ内の分布を可視化するという新たな計測技術を構築した。また可視化から得られた結果と3次元数値計算結果を組み合わせることでCO排出の要因を特定しており、今後のCO低減に向けた技術開発への貢献が期待される。
関連文献自動車技術会論文集Vol. 43 No. 2
受賞者冬頭 孝之(株式会社豊田中央研究所)
服部 義昭(株式会社豊田中央研究所)
秋濱 一弘(株式会社豊田中央研究所)
梅原 努(株式会社豊田自動織機)
川口 暁生(トヨタ自動車株式会社)

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