頭蓋骨骨折を伴わない脳傷害予測手法の提案
2013
受賞論文賞
受賞理由自動車の衝突安全性の向上のためには、人体が受ける傷害を、衝突実験で得られる物理的な衝撃データから予測する技術が重要である。頭部の傷害の中で、頭蓋骨骨折を伴わない脳の損傷が、頭部に強い回転が加わった時に発生することに着目し、回転の加速度とその持続時間から傷害の程度を予測する方法を提案した。また、この方法の有用性を、大型ヘルメットを装着するアメリカンフットボールにおける傷害のデータベースにより検証するとともに、脳しんとうが50%の確率で発生する傷害耐性値という定量的限界値も求めている。これらの成果は、交通事故における傷害の低減のみならず、一般の外傷予防や、スポーツにおける外傷予防策の検討にも貢献できる応用性の高いものと評価される。
関連文献自動車技術会論文集Vol. 42 No. 6
受賞者金原 秀行(株式会社豊田中央研究所)
岩本 正実(株式会社豊田中央研究所)
中平 祐子(株式会社豊田中央研究所)

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