ガソリンエンジンのシリンダ変形及びピストンリング張力とオイル消費に関する研究
2013
受賞論文賞
受賞理由エンジンの低オイル消費性能を維持しつつ、ピストン周辺の摩擦損失を低減するには実運転時のシリンダ変形を計測し、それがオイル消費に与える影響を解析することが重要である。受賞者らはピストン上部をピストン軸中心に回転自在とし、そこに取付けた隙間センサを外部から回転させる手法により、シリンダ真円度の軸方向分布を計測した。また潤滑油が燃焼室に上り、燃焼・排気される過程を、潤滑油中の微量硫黄を分析・追跡する手法により検討し、気筒ごとのオイル消費量を調査した。両結果からシリンダ上部、下部の2次及び4次変形がオイル消費量と高い相関を示し、ピストンリングの低張力化により、それが一層顕著となることを明らかにした。これらの知見は低オイル消費と低摩擦損失を両立させる次世代エンジンの重要設計指針であり、高く評価される。
関連文献自動車技術会論文集Vol. 43 No. 3
受賞者齋藤 誠至(日野自動車株式会社)
今井 徹(株式会社アイ・ピー・エー)
伊東 明美(東京都市大学)
乾 正継(日産自動車株式会社)

Automotive Engineers of Japan, Inc.    All rights reserved.


[ B A C K ]

[ C L O S E ]