2012年2月17日
PR-11015
2012年学生安全技術デザインコンペティション
国内決勝大会のご案内
公益社団法人 自動車技術会(会長 浜田昭雄)は、2012年2月28日(火)に、東京都千代田区の同会事務所を会場として、「2012年学生安全技術デザインコンペティション 国内決勝大会」を開催いたします。
学生安全技術デザインコンペティションは、各大学・大学院の学生チームが、独自に設定した自動車関連の安全課題とその解決のためのアイディアを発表し、話題の重要性、解決策の斬新さや発展性、実用性などを競う大会です。発表はスケールモデルを用いて行うため、アイデアだけでなく技術的な裏付けやシステムの基本的作動等、十分な検証が要求されます。
国内決勝大会では、自ら作成したスケールモデルを用いてのデモンストレーションや、コンセプトのプレゼンテーションを行います。最優秀に輝いたチームは2013年5月に韓国・ソウルで開催される国際大会に向けた国内書面審査(2012年9月開催予定)が免除されます。
また、当日は最新の安全技術についての自動車メーカーの開発担当者の講演もございます。学生の先進技術開発への取り組みをご覧いただける良い機会と考えていますので、多くの方々にご聴講頂ければと思っております。
【開催概要】
【取材について】
報道関係者の皆様のご来場をお待ち申し上げております。なお、会場の都合上、事前の参加登録をお願いしております。ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
[連絡先] (公社)自動車技術会 情報・広報課 島田 press@jsae.or.jp
【参加チーム(2チーム)】
東京大学大学院 工学系研究科 (チームはやと)
「自動車バッテリーを利用した自動体外式除細動器の開発」
AEDの普及に伴い、心原性の心肺機能停止が原因の死者が減少傾向にある。だが、AEDの一般的な普及率が低いため、突然の心肺機能停止時にAEDが利用できず、除細動が行えない事例が多数ある。
そこで、AEDの製造コスト削減と普及をめざし、自動車のバッテリーを動力として用いるAEDを開発し、自動車に搭載することを提案する。
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東京都市大学大学院 工学研究科 (東京都市大学 MDK)
「路面・車体部品衝突防止を目的とした歩行者保護拘束システム」
交通事故死者数低減を目的とした歩行者対策の研究において、ワゴン系車種は対歩行者事故を起こした際に歩行者を跳ね飛ばす傾向があり、車体との衝突よりも、跳ね飛ばされた歩行者が路面に衝突した時の頭部傷害リスクが高いことが報告されている。
しかし、衝突安全分野において、車体構造面以外で検討されている既存の歩行者保護技術は、車体との衝突における傷害低減が主眼であり、路面衝突における傷害低減に対する有効性は明確にされていない。
そこで、ワゴン系車種と歩行者の交通事故が起こった際、歩行者と路面の衝突を防止するための新しいシステムを提案する。
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【講演会】
杉本 洋一 氏 (本田技術研究所)
「ぶつからないクルマ」にどこまで近付いたか?「人」を中心に考える Honda アクティブセーフティ」
自動車メーカーの開発担当者による最新安全技術に関する講演会です。
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【当日スケジュール】
時間 | 予定 | 場所 | 備考 |
13:00-13:05 | 開会挨拶 推進委員会委員長 高橋 信彦 氏(日産自動車) | 第1会議室 | 見学・取材 可能 |
13:05 | (審査開始) |
13:05-13:30 | 東京大学プレゼンテーション10分・質疑15分 | 第2会議室 | 見学・取材 可能 |
13:30-13:55 | 東京都市大学プレゼンテーション10分・質疑15分 |
13:55-14:20 | 東京大学スケールモデルデモンストレーション10分・質疑15分 |
14:20 | (移動) |
14:20-14:45 | 東京都市大学スケールモデルデモンストレーション10分・質疑15分 | 第1会議室 | 見学・取材 可能 |
14:45-15:00 | (休憩) |
15:00-16:00 | 審査会 | 第4会議室 | - |
15:10-15:40 | 講演会:「ぶつからないクルマ」にどこまで近付いたか?「人」を中心に考える Honda アクティブセーフティ
講演者:杉本 洋一 氏 (本田技術研究所) | 第2会議室 | 見学・取材 可能 |
15:40-16:10 | (撤収準備時間) |
16:10-16:25 | 表彰式
総評 推進委員会委員長 高橋 信彦 氏(日産自動車) | 第3会議室 | 見学・取材 可能 |
【昨年の大会の様子】
 最優秀チーム 「頭部傷害時におけるCa2+増加を応用した 神経損傷評価ダミーの開発」 日本大学工学部 |
 優秀チーム 「路面衝突抑制を目的とした 歩行者保護拘束システム」 東京都市大学 |
 優秀チーム アクティブアラートディスプレイ(AAD) による安全不確認予防システム 日本大学理工学部 |
 赤津洋介氏 「Safey Shield Conceptとその実現 −日産の車両安全に対する考え方−」 日産自動車 |
>> プレスリリース No.10018 学生安全技術デザインコンペティション日本地域決勝大会(2011.3.4発行)
(以上)
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