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トヨタ プリウス

  • トヨタ プリウス

ハイブリッド車は、1905年に米国でH.Piper氏が特許を取得したのが始まりとの説があり「2種類以上の動力源を利用して走行する車」である。1997年、世界に先がけてTHS(Toyota Hybrid System)を開発し、ハイブリッド専用の乗用車プリウスを発売した。
・ミニマムなボデーサイズ(カローラクラス)で、コンパクトなエンジンルームと十分なトランクルームとミディアムクラスの室内空間を確保した合理的なパッケージ
・新しいパッケージを包む先進的な内外装デザイン
・資源、環境に配慮したハイブリッドシステム

保管場所 トヨタ博物館
製作(製造)年 1997
製作者(社) トヨタ自動車株式会社
資料の種類 量産品
現状
車名 / 製作
車名
プリウス
モデル名
HK-NHW10-AEEEB
会社名
トヨタ自動車株式会社
製作年
1997-2000
設計者
トヨタ自動車株式会社
実車所在/模型
実車/トヨタ博物館
型式 / 重量
スタイル
セダン(3Box)
ドア数
4ドア
乗員
5名
車両重量
1,240kg
車両総重量
1,515kg
車体 / 寸法
構造
衝突安全ボディGOA(Global Outstanding Assessment)
全長
4,275mm
全幅
1,695mm
全高
1,490mm
ランプ形式
2灯式ハロゲンヘッドランプ(マルチリフレクタータイプ)
タイヤサイズ
165/65R15 81S (15×15Jアルミホイール)
車体 / 車軸 / 操縦 / 付属
前軸
ストラット式コイルスプリング(スタビライザー付)
後軸
イータビーム(トーコントロール付トーションビーム式コイルスプリング)
軸距
2,550mm
前トレッドx後トレッド
1,505×1,480mm
ステアリング
ラック&ピニオン(パワーステアリング)
主ブレーキ
回生協調油圧ブレーキ(前ベンチレーテッドディスク、後リーディングトレーリング)
駐車ブレーキ
足踏み式パーキングブレーキ
走行安定装置
ABS
機関 / 寸法 / 出力
原動機名
1NZ-FXE
冷却/気筒配列
水冷直列4気筒横置DOHC
気化器
EFI(電子制御燃料噴射システム)
内径x行程
75.0×84.7mm
排気量
1,496cc
最高出力/回転数
58PS/4,000rpm
最大トルク/回転数
10.4kg・m/4,000rpm
排気浄化
セラミック触媒
可変システム
可変バルブタイミング機構VVT-I
燃料タンク容量
50L
ハイブリッド
ハイブリッドシステム形式
パラレルハイブリッドにシリーズハイブリッドを組合せ
電動機種類
交流同期電動機(永久磁石式同期型モーター)
動力用電池形式
ニッケル水素(Ni-MH)バッテリー
動力用電池個数
40個
動力用電池容量
6.5 Ah-3hr
機関最高出力/回転数
30kW/940~2,000rpm
機関最大トルク/回転数
31.1kg・m/0~940rpm
駆動系
変速機
発電機でエンジン回転数を制御する電子制御式の無段変速機
駆動方式
FF
性能
モード燃費
10・15モード:28km/L
車両紹介車両の駆動力は、エンジンによる機械駆動力、発電機によって電気変換されモーターに加わる電気変換駆動力、バッテリーからの電力による電気駆動力の三つである。この電気変換駆動によって従来の変速装置を不要としシフトショックのない極めてなめらかでレスポンスのよい走行を実現できた。
①エンジン効率の悪い領域(発進、低速走行、緩やかな坂の下りなど)は、モーターで走行する。(燃料カット、エンジン停止)
②通常走行時は、エンジン動力を2分割する。車輪を直接駆動するものと、発電機を駆動しその電力によるモーター駆動でアシストする。
③前開加速時には、バッテリーからも電力が供給されて、駆動力を補う。
④減速・制動時には、車輪がモーターを駆動し、発電機として作動させてその電力をバッテリーに蓄える。
その他事項動力分割機構、発電機、モーター、減速機による変速システム