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いすゞ大型路線バス エルガ

  • いすゞ大型路線バス エルガ

新型「エルガ」では、ノンステップエリアを拡大したことで、広々とした室内空間を実現し、また優先席まわりの安全性向上、反転式スロープ板の採用により利便性・安全性を更に向上しました。
環境・燃費性能の向上においては、2ステージターボを搭載した4HK1-TCSエンジンを採用し、AMT(自動クラッチマニュアルトランスミッション)とATの2種類を設定することで運転しやすい車両としました。

保管場所
製作(製造)年 2015
製作者(社) いすゞ自動車株式会社
資料の種類 量産車
現状 量産販売車両
車名 / 製作
車名
大型路線バス「エルガ」
モデル名
LV290
会社名
いすゞ自動車株式会社
製作年
2015
設計者
いすゞ自動車株式会社
協力者
ジェイ・バス株式会社
車種・用途
バス
型式 / 重量
スタイル
リアエンジンバス
ドア数
3(前扉、中扉、非常口)
乗員
79~89名<座席27~33+立席48~59+乗務員1>
車両重量
9,220~10,090kg
車両総重量
13,565~14,985kg
エピソード・話題性
新型「エルガ」では開発に際して次世代ノンステップ・バスの対応が大きなテーマであり、ノンステップエリア拡大のために、長さ・通路幅・室内高、および後方段上部の室内高を拡大しました。また、優先席を前向きにし、伝い歩き棒を新設するなど優先席まわりの安全性を向上し、反転式スロープ板の採用による車いすの乗降性もさらに容易にしました。
車体 / 寸法
構造
モノコック
ステップ
ノンステップ
全長
10,430~11,130mm
全幅
2,485mm
全高
3,045mm
ランプ形式
HIDヘッドランプ
タイヤサイズ
275/70 R22.5
特徴
ノンステップエリア拡大のために、ホイールベース延長とあわせて、フロントタイヤハウス上部に燃料タンクを移設、中扉の後方移設により、ノンステップエリア拡大を可能にしました。
車体 / 車軸 / 操縦 / 付属
フレーム
モノコック
前軸
逆エリオット形断面
後軸
全浮動軸管式
軸距
5,300~6,000mm
前トレッドx後トレッド
2,065×1,820mm
車高調整
ニーリング、ロアリング、車高アップ
ステアリング
ボールナット式(パワーステアリング付)
主ブレーキ
空気式 前後:リーディング・トレーリング
駐車ブレーキ
空気式車輪制動形スプリングブレーキ(ホイールパーク)
ダンパー
複動式
特徴
新型「エルガ」ではノンステップ仕様のみの車型設定に対し、前後オーバーハングを短縮したことでアプローチ/デパーチャ・アングルを増大させ、ノンステップ車でありながらワンステップ車並の走行性を確保しました。
機関 / 寸法 / 出力
原動機名
4HK1-TCS
冷却/気筒配列
水冷L4
弁機構
OHC
気化器
内径x行程
115mm×125mm
排気量
5,193cc
点火系
直接噴射式
最高出力/回転数
184kW[250PS]/2,400rpm
最大トルク/回転数
735N・m[75kg・m]/1,600-2,300rpm
排気浄化
DPD+尿素SCR
過給機
2ステージターボ
燃料タンク容量
160L
特徴
2ステージターボの搭載により、全回転域において高効率なターボ効果を発揮し、PMを大幅に低減しました。また、EGRクーラーの冷却性能向上と、超高圧噴射化による燃焼状態の均一化で燃費性能をさらに高めました。
駆動系
変速機
2~6速シンクロメッシュ式OD6段AMT(自動モード付)、6速AT
駆動方式
4X2
特徴
AMTではクラッチ操作を不要としたアクセルとブレーキの2ペダル方式を採用し、ATのようにクリープを利用した微速走行も可能としました。
AT車には操作パネルにメンテナンス時期診断機能を追加し、オイルやフィルターの状態をモニターし、最適な交換時期をサービスインジケーターにてお知らせします。
性能
モード燃費
14t超16t以下…4.80km/L(6速AMT)、4.55km/L(6速AT)、
12t超14t以下…5.20km/L(6速AMT)、4.90km/L(6速AT)、