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1.2GPa級高成形性超ハイテン材

  • 1.2GPa級高成形性超ハイテン材

高強度と高延性を両立した1.2GPa級高成形性超ハイテン材(冷間プレス用超高張力鋼板)。センターピラーレインフォース、フロントルーフレール、サイドルーフレールなどの複雑な車体構造部材へ適用でき、通常のハイテン材同等の車体性能を保ちながら鋼板を薄肉化することで、約15kg/台を軽量化できる。2013年発売スカイラインに世界初採用した。

保管場所
製作(製造)年 2013
製作者(社) 日産自動車株式会社
資料の種類 量産車
現状 市販中
搭載車種スカイライン、ムラーノ、マキシマ等
エピソード・話題性第64回自動車技術会賞 技術開発賞
特徴鋼板は一般的に強度を高めると成形性が低下し、また鋼板中の炭素量が多くなるため、スポット溶接強度が確保しにくい傾向にある。
開発材では、硬質相と軟質相の組織分率を最適化する緻密な材料組織制御により、高強度かつ高延性を実現。スポット溶接では、加圧力と電流、通電時間を高度に制御する独自プロセス確立により、接合強度を確保した。
参考文献日産自動車ホームページ
日産自動車ニュースルーム
日産技報 No.76(2012-11)