日本ではトラックベースの乗用車が主流であったが、1955年専用シャシーをはじめ多くの新機構を持つ純国産技術によるトヨタ最初の本格的な量産乗用車の嚆矢。 前車軸は乗心地を向上させるためコイルスプリング独立懸架方式を採用。この方式は、ほとんどの外車で採用されていたが、日本の悪路ではガタ等の問題が生じ、タクシー車では耐久性が危惧されていた。後車軸は3枚板ばねのリジッドアクスル、フレームはX型、ドアは後席の乗降性を向上させるため観音開きを採用。 十分な強度と柔らかい乗心地、低速域での容易な操縦性など、当時の国内用途にマッチした純国産車として大衆からの熱烈な支援を得る。 最初はRS型乗用車を一般ユーザー用、RR型乗用車(前車軸も板ばね)をタクシー用として発売したが、RS型がタクシー車としても使われるようになり、1956年11月にRR型乗用車の生産を打ち切る。 |