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 インターナビ・プレミアムクラブ
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テレマティックスの取り組みは、ITS JapanやIIC(Internet ITS Consortium)など多くの団体によって官民共同の研究が進められている。
自動車メーカーは、携帯電話の通信方式を使ってセンターと車載器をリアルタイムに連携させてサービスを提供している。その具体的なサービス内容は、各社それぞれに特色を持ったものである。
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 新型ナビゲーションシステムの投入に伴い,インターナビ・プレミアムクラブ情報サービスの拡充を行い,会員の車がVICS情報が提供されていない道路を走行した際の走行状況を収集して,よりきめ細かい交通渋滞情報を提供するフローティングカー情報サービス「プレミアムメンバーズVICS」を,自動車メーカーとして世界で初めて実用化したほか,「駐車場セレクト」機能を新たに追加した.(2003年9月18日)
 また,都市高速分岐点での車線別のVICS情報の提供を世界で初めて実用化し,また,ドライブに必要な気象情報をリアルタイムで提供する「インターナビ・ウェザー」を,カーナビゲーション連動として世界で初めて実用化した.(2004年10月6日)
 さらに目的地へ希望時刻に到着するための出発推奨時刻を,リアルタイム渋滞予測情報とインターナビ・フローティングカーシステムの情報などを用いてインターネット上で提供する世界初のサービス「出発時刻アドバイザー」を実用化した.(2005年5月24日)
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保管場所:〒321-3393 栃木県芳賀郡芳賀町大字下高根沢4630番地
(株)本田技術研究所 四輪開発センター内
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製作(製造)年:2003
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製作者(社):本田技研工業株式会社
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資料の種類:量産品
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現状:非公開
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形式名:インターナビ・プレミアムクラブ情報サービス
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通称名:インターナビ・プレミアムクラブ
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技術用途:車載ナビゲーション装置
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適用車種:2003年9月シビックシリーズから順次適用開始し,国内市場向けのほとんどの車種での利用が可能となっている.
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製造時期:2003
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実用化年:2003
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設計者:(株)本田技術研究所
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協力者:アルパイン株式会社、三菱電機株式会社、パイオニア株式会社、住友電気工業株式会社
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装置構成:車載ナビゲーションシステム,携帯電話またはPHS,インターナビ情報センター
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表示部:6.5~7インチ カラーTFT液晶パネル
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性能機能:・従来のVICS情報に加えて,インターナビ・プレミアムクラブ会員の車がVICS情報の提供されていない道路を走行した際の走行状況を収集し,よりきめ細かい交通渋滞情報を提供する「フローティングカーシステム」.
・駐車料金や営業時間等の条件設定により,個々の要望に適した駐車場を自動的に絞り込んで案内する「駐車場セレクト」機能.
・リアルタイムのVICS情報および,インターナビ情報センターに蓄積された過去のVICS情報データをもとに交通状況の変化を高精度に予測し,目的地までの通過時刻に合わせたルートを案内する「渋滞予測機能」.
・従来のVICS情報では,複数車線がある都市高速分岐点で片車線のみが混雑している場合でも,渋滞情報として提供されていたが,会員の走行データを用いて車線別の渋滞情報の提供を可能とする「車線別情報」.
・目的地をセットすると交通情報と併せてドライブに必要な降雨・降雪などの気象情報をリアルタイムで取得し,地図上に表示する「インターナビ・ウェザー」.
・「出発時刻アドバイザー」は,現況および蓄積したVICS情報と,会員から収集したフローティングカー情報を用い,目的地と1ヶ月先までの到着希望時刻の指定にあわせて,3時間先までは直前の交通状況変化を加味したリアルタイム渋滞予測情報を,それ以上先は,曜日・時間帯別に統計的に算出した交通情報を用いた最短時間ルートと出発推奨時刻を,インターネットの会員向けパーソナル・ホームページ上で提供する.また,事故や規制による渋滞発生など,突発事象による交通状況の変化があった場合,当日の出発時間前にメールで携帯電話など任意のアドレスに通知する.
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効果:・「フローティングカーシステム」によりVICS情報の提供されていない道路を含めた,きめ細かく広範囲で統合的な交通情報提供が可能であり,より精度の高い最適なルート提供が期待できる.
・「駐車場セレクト」機能により 車のサイズに合わせて,入庫可能な駐車場だけを自動的にし,あらかじめ料金や目的地までの距離,営業時間といった条件設定をしておけば,条件に合う駐車場のみを案内することが可能となる.
・「渋滞予測機能」により交通状況の変化を高精度に予測し,目的地までの通過時刻に合わせたルートを案内する.これにより,運転者は,渋滞状況の変化まで見越した,最適なルート情報が出発時に得られ,より精度の高い到着予想時刻を把握することができる.
・「車線別情報」では分岐後の進路方向により異なる,車線別の所用時間を車線別にナビに伝える.この結果,どちらの車線がよりスムーズに流れているかをナビが把握し,より精度の高い到着予測時刻と,効率的なルートを案内する.
・「インターナビ・ウェザー」は,目的地をセットすると交通情報と併せてドライブに必要な降雨・降雪などの気象情報をリアルタイムで取得し,地図上に表示する.警報・注意報については文字表示のほか音声案内も行い,台風の接近についても予想進路表示の案内を行うことで,ドライバーの安全・安心を更にきめ細かくサポートする.
・「出発時刻アドバイザー」はインターネット上であらかじめ最短時間ルートと出発推奨時刻を会員へ提供し,事故や規制による渋滞発生など,突発事象による交通状況の変化があった場合,当日の出発時間前にメールで携帯電話など任意のアドレスに通知する.これにより,出発に最適な時刻とルートがあらかじめ確認でき,効率の良いドライブプランを立てることができる.
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エピソード・話題性:本サービスは会員同士で情報を共有し合い,渋滞予測など最新情報を配信する独自のシステムにより,消費者に便利さ・快適さを利用料金無料(通信費を除く)で提供する点において,ユーザーベネフィット,マーケティングで高い評価を得ている.
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特徴: 本サービスは情報提供がされていない路線に関しては「フローティングカーシステム」にて対応し,また,時間的変化については「渋滞予測情報」を提供することにより,面的にも時間的変化にも対応した最適ルートをユーザに提供するものである.会員が交通情報収集に参加し,その情報を会員間で共有する画期的なシステムである.情報は,会員が走行すればするほど収集され,日々情報精度が上がる仕組みとなっている.
 プライバシの保護については計測されるリンクは必ずしも連続的なものではなく,会員の走行経路を特定できるものではない.また,必要なデータに加工する過程で個人情報はすべて排除される.送信時の通信費の負担は,インターナビVICS情報を入手する際に同時に行われるので,通信接続をしている僅かな通信料で可能である.また,走行情報を提供する会員のみにインターナビ・フローティングカー情報は提供されるため,Give & Takeの図式となっている.
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参考文献:1. 自動車技術会 第1回夏季大会 予稿 2005年8月30日
「インターナビ・フローティングカーシステム」

2. 第4回 ITSシンポジウム2005
オーガナイズドセッション セッション Ⅱ 「プローブ」予稿 2005年12月2日
「フローティングカーシステムの実用化と効果について」
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紹介:・フローティングカーシステム
あらかじめ設定された道路区間を会員の車が走行した際,その所要時間をセンターにアップロードし,メンバーだけに提供する.通常のVICSでは所要時間が提供されない道も有効的にルート案内に利用することができる.

・駐車場セレクト
車のサイズを自動的に認識し,その車が入れる駐車場だけをセレクトして案内する.さらにあらかじめ料金や目的地までの距離,営業時間といった条件を設定しておけば,それに見合う駐車場だけを表示する.

・渋滞予測
蓄積された渋滞データをもとに,状況の変化を高精度に予測する.通過時刻を計算に入れ,もっとも空いているルートを案内する.

・車線別情報
進行方向に合わせて車線別の所要時間情報を提供する.どの車線がスムーズに流れているか,ジャンクションなどでどちらへ進むのが早いか,的確につかむことができ,より精度の高い到着予想時刻と効率的なルートを案内する.

・インターナビ・ウェザー
インターナビVICSから道路交通情報を入手する際,目的地までの気象情報も同時に提供され,台風,大雨,雷,津波などの警報が出ているエリアが瞬時にわかる.また現在地周辺,経路上,目的地周辺の気象状況を地図上に重ね合わせて表示でき,自車位置が気象注意エリアに侵入すると,音声で注意を促す.

・出発時刻アドバイザー
過去のVICS情報とフローティングカー情報を元にドライブ当日の出発推奨時刻とルートを予測し提供する.また,事故や規制による渋滞発生など,突発事象による交通状況の変化があった場合,当日の出発時間前にメールで携帯電話など任意のアドレスに通知する.
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