2018年学生安全技術デザインコンペティション日本大会決勝 開催報告

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(国土交通省が主催しており、日本大会は自動車技術会が事務局として運営しています。)

本コンペティションは、2年に1度国際大会※が開催されますが、今年は日本大会のみで国際大会が無い年となります。

同コンペティションは、ESV国際会議(自動車安全技術に関する世界会議)の併催イベントの1つで、世界各地域の予選を勝ち抜いた代表校が出場。

今年の日本大会には4チームのエントリーがあり、全チームが書面審査を通過し決勝でプレゼンテーションとスケールモデルのデモンストレーションにより、それぞれのアイディアを競いました。

エントリーNo.1:チーム"S"(東京大学)
エントリーNo.2:Team Aoki lab(日本大学理工学部)
エントリーNo.3:Team Save the Children(東京都市大学)
エントリーNo.4:バイオメカニクス研究室(日本大学工学部)

各チームから優れたアイディアが提示され接戦となり、東京大学のチーム"S"と日本大学工学部のバイオメカニクス研究室が最優秀賞に選ばれました。東京大学は、同じテーマを継続して研究し積み重ねた論理性の高さを評価され日本大学工学部はスケールモデルの完成度の高さが評価されました。

同2チームは、来年の日本大会で書類審査が免除となります。

以下、掲載はエントリー順


チーム"S" 東京大学の記念撮影


バイオメカニクス研究室 日本大学工学部の記念撮影

  チーム名 大学名 テーマ
最優秀賞 チーム"S" 東京大学

むち打被害低減を目的とした可動式シート

最優秀賞 バイオメカニクス研究室 日本大学工学部

シートベルト着用乗員の腰椎・腹部傷害の評価ダミーの開発

優秀賞 Team Aoki lab 日本大学理工学部 インパクトベルト~側面衝突による死傷者ゼロに向けた安全性能向上を目指して~
優秀賞 Team Save the Children 東京都市大学 小児の対車両衝突時における傷害低減手法提案

●  公式ページ
    http://www.jsae.or.jp/esv/


●最優秀賞:チーム"S"【東京大学】

テーマ: むち打被害低減を目的とした可動式シート
概 要: 2016年から継続してむち打被害低減に着目しエントリーしている。今年は、汎用のスライドレールを流用する事で実現性を高め費用対効果を期待できる提案となった。
 

  • プレゼンテーションの様子


  • スケールモデルでのデモンストレーションの様子


●最優秀賞:バイオメカニクス研究室【日本大学工学部】

テーマ: シートベルト着用乗員の腰椎・腹部傷害の評価ダミーの開発
概 要: 昨年提案した腹部傷害評価ダミーに腰椎骨折を再現できる腰椎傷害評価ダミーを追加し、腰椎・腹部傷害の評価が可能なダミーを開発した。
 

  • プレゼンテーションの様子


  • スケールモデルでのデモンストレーションの様子


●優秀賞:Team Aoki lab【日本大学理工学部】

テーマ: インパクトベルト~側面衝突による死傷者ゼロに向けた安全性能向上を目指して~
概 要: 2016年から側面衝突に対する乗員被害の軽減を目的とする提案でエントリーしている。今年は、インパクトベルトにガラス繊維プラスチックを採用する事で軽量化しコスト面も改善した提案となった。
 

  • プレゼンテーションの様子


  • スケールモデルでのデモンストレーションの様子


●優秀賞:Team Save the Children【東京都市大学】

テーマ: 小児の対車両衝突時における傷害低減手法提案
概 要: 小児の対車両衝突による受傷に着目し、衝突時に生じる下肢傷害を低減させる新たな装置を提案した。
 

  • プレゼンテーションの様子


  • スケールモデルでのデモンストレーションの様子

お問い合わせ

(公社) 自動車技術会 担当:島田 鹿目(かのめ)

TEL: 03-3262-8219 / FAX: 03-3261-2204 / E-mail: press@jsae.or.jp

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