第74回自動車技術会賞 受賞者決定

PR-24002

公益社団法人 自動車技術会(会長 大津 啓司)は、4月26日(金)に第74回自動車技術会賞の受賞者を以下の通り決定しました。

自動車技術会賞は、1951年に自動車工学および自動車技術の向上発展を奨励することを目的として設けられ、自動車技術における多大な貢献・功績に対し贈呈しています。


【浅原賞学術奨励賞】4件

氏名 所属 業績名
柴橋 和真 中央大学大学院 EVパワートレインノイズ知覚に基づく車室内暗騒音のサウンドデザイン
佐々木 大尭 トヨタ自動車株式会社 Cabin Comfort Improvement and Heating Energy
Reduction under Cold-Condition by Using Radiative Heater
阿部 啓介 株式会社SUBARU/神奈川大学 振動エネルギー伝搬分析に基づく車体骨格特性の要件化に向けた基礎検討
栗山 恭和 株式会社本田技術研究所 Component Structure Study of Mechanical Atkinson Cycle Engine for Enhanced Reliability

浅原賞技術功労賞】1件

氏名 所属 業績名
駒田 匡史 トヨタ自動車株式会社 自動車の振動騒音開発による室内騒音と車外騒音の低減技術向上への貢献

【論文賞】9件

氏名(筆頭者) 所属 業績名
山本 彰人 株式会社アイシン セミアクティブサスペンションにおけるLSTMを応用した状態推定の検討
米倉 円佳 株式会社豊田中央研究所 可視光型光触媒を用いた車室内衛生環境の向上に向けた基礎研究
田中 良彦 名古屋大学 人体計測値を用いた衝突時の乗員のサブマリン予測モデルの構築
佐藤 進 東京工業大学 異なる運転挙動が実路走行ガソリン車からのアンモニア排出挙動に及ぼす影響
豊島 貴行 株式会社本田技術研究所 コーナリングスティフネス特性に影響を与えるタイヤトレッド仕様の研究
畑中 歩 日立オートモティブシステムズ株式会社
※論文投稿時。現 日立Astemo株式会社
車載用インバータの高電圧・高パワー密度化技術
森本 達也 日産自動車株式会社 Modeling of Direct Cooling Method with Forced
Convection Boiling Phenomena considering Liquid
Phase Behavior of Liquid Gas Two-Phase Refrigerant for Vehicle Traction Application PMSM
堀 隼基 マツダ株式会社 筒内状態量制御による直噴ガソリンエンジンの冷間エミッション低減に関する研究(第1~2報)
大堀 鉄平 株式会社いすゞ中央研究所 リーンnoxトラップのモデルベース開発に関する研究 第1報~第3報

【技術開発賞】8件

氏名(筆頭者) 所属 業績名
明石 浩平 いすゞ自動車株式会社 小型商用車用9速トランスミッションの開発
古林 宏之 三恵技研工業株式会社 融雪機能を有するミリ波レドーム:降雪に負けないミリ波レーダーの運用に向けて
平山 勇人 日産自動車株式会社 高EGR内燃機関用高耐食低摩耗ピストンシールシステムの開発
平工 良三 日産自動車株式会社 電動モーター四輪駆動車の制駆動力制御システムの開発
古田 浩貴 トヨタ自動車株式会社 アクティブサスペンション データベースドプレビュー制御の開発
桂 大詞 マツダ株式会社 モデルベースリサーチ技術を活用した革新的断熱防音多孔質部材・部品の開発
藤尾 輝明 NTN株式会社 世界最高水準の伝達効率をもつ高効率固定式等速ジョイント
外池 翔 古河AS株式会社 圧着前処理工程、防食工程レスを実現する太物アルミ電線用防食端子の開発

【学術貢献賞】授賞なし

【技術貢献賞】授賞なし


【自動車技術会賞・技術教育賞リーフレット】

自動車技術会賞・技術教育賞リーフレットはこちらからダウンロード頂けます。
技術教育賞は自動車に関する人材育成・教育の向上発展を奨励することを目的として2009年に創設され、その功績が顕著な個人若しくはグループに対し贈呈しています。


授賞式および授賞者Q&Aタイム

授賞式は、「春季大会」会期中の5月23日に執り行います。授賞式後、展示ホール2Fの授賞者パネルコーナー(2Fコンコース付近)にて、15:30~16:00に自動車技術会賞の授賞者が来場者からの質問に直接お答えする「受賞者Q&Aタイム」を実施します。


【自動車技術会賞の種類と概要】

学術貢献賞
技術貢献賞

第3代会長 楠木直道氏、第6代会長 荒牧寅雄氏、第9代会長 齋藤尚一氏、第10代会長 中川良一氏、伊藤正男氏の各氏から提供された基金をもととする賞。

  • 学術貢献賞:自動車に関する学術の進歩発達に貢献しその功績が顕著な個人に贈る賞。
  • 技術貢献賞:自動車に関する技術の進歩発達に貢献しその功績が顕著な個人に贈る賞。
浅原賞学術奨励賞
浅原賞技術功労賞

初代会長 浅原源七氏の提案により昭和26年に創設された賞。

  • 学術奨励賞:満37才未満であって、過去3年間に自動車工学又は自動車技術に寄与する論文等を発表した将来性ある新進の個人に贈る賞。
  • 技術功労賞:永年、自動車技術の進歩向上に努力した功労が大きく、かつ、その業績が世にあまり知られていない個人に贈る賞。
論文賞
技術開発賞

第3代会長 楠木直道氏、第6代会長 荒牧寅雄氏、第9代会長 齋藤尚一氏、第10代会長 中川良一氏、伊藤正男氏の各氏から提供された基金をもととする賞。

  • 論文賞:過去3年間に自動車工学又は自動車技術の発展に寄与する論文を発表した個人および共著者に贈る賞。
  • 技術開発賞:過去3年間に自動車技術の発展に役立つ新製品又は新技術を開発した個人および共同開発者に贈る賞。

TOP