ドライバ評価手法検討部門委員会・産業技術総合研究所
運転の楽しさ向上を目指したヒトとクルマの新たな関係性を構築するHMI (Human Machine Interface/Interaction)
2020年7月31日(金)10:00~12:30
開発競争の激化している自動運転の実用化により,クルマはドライバーが操る主体的行為の対象から,乗っていれば運んでくれる箱に様変わりするかもしれません.一方,運転の自動化というベースに対してドライバーの操作意図と自動運転システムの制御意図を共有できる新たなHMI(Human Machine Interface/Interaction)を加えることで,ヒトとクルマとの新しい関係性を構築でき,これまで以上にクルマを操る楽しさが高まり,クルマへの愛着を得られる可能性があります.
人とクルマとの新しい関係性が予測される中,本フォーラムは,クルマを操る楽しさのメカニズムを探る研究や,人とクルマとのインタラクションの評価方法に関する最新事例を紹介します.
これまで人が見出だしてきた乗り物を走らせる楽しみの歴史,人と馬とのインタラクション,ジョイスティックを介したドライバーとクルマの操作意図の共有による運転一体感の向上,運転の楽しさに関するドライバーの呼気による評価,モノへの愛着の構成要素,そして,これらの評価技術のクルマ造りへの適用という演題です.
将来のモビリティ・サービスの開発を担う技術者,研究者と運転の楽しさの方向性を共有し,議論する場となれば幸いです.
開始時間 | 終了時間 | 役割 | 演題 | 氏名 | 勤務先 |
---|---|---|---|---|---|
司会 | 申 ウソク | 産業技術総合研究所 | |||
10:00 | 10:05 | 挨拶 | 趣旨説明 | 佐藤 稔久 | 産業技術総合研究所 / ドライバ評価手法検討部門委員会 |
10:05 | 10:30 | 講演者 | 歴史からみた乗り物を走らせる楽しみ | 赤松 幹之 | 産業技術総合研究所 |
10:30 | 10:55 | 講演者 | ヒト-ウマインタラクションにおける人馬一体感 | 澤 幸祐 | 専修大学 |
10:55 | 11:15 | 講演者 | ドライビングプレジャーの脳科学的評価 | 武田 裕司 | 産業技術総合研究所 |
司会 | 清水 俊行 | 日産自動車 / ドライバ評価手法検討部門委員会 | |||
11:15 | 11:30 | 講演者 | ジョイスティックを活用した運転の楽しさ向上手法の検討 ~高齢ドライバーによる利用の場合~ | Cho Kiu Leung(梁) | 筑波大学大学院 |
11:30 | 11:45 | 講演者 | 呼気による運転の楽しさ評価:新評価指標の提案 | 伊藤 敏雄 | 産業技術総合研究所 |
11:45 | 12:00 | 講演者 | 愛着のメカニズムと評価指標 | 有賀 義之 | U'eyes Design |
12:00 | 12:30 | その他 | 全体質疑・議論 |