無信号交差点における歩行者事故防止のための危険予測運転ドライバモデルの構築 | |
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年 | 2014 |
受賞 | 浅原賞学術奨励賞 |
受賞理由 | 信号のない交差点における歩行者事故は多く、その低減が望まれている。これまでの衝突回避システムは障害物検出に基づいて回避を実行するため、交差点の見通しの悪さや、歩行者の出現の仕方によっては衝突が回避できない状況が存在する。一方、熟練ドライバはこのような状況においても、適切な予測に基づき安全運転を実行していると考えられる。受賞者は熟練ドライバの危険予測行動に着目し、信号のない交差点通過時の運転行動を解析し、歩行者予測位置に基づく交差点手前における速度モデルを構築した。さらにこのモデルを自動ブレーキシステムに応用し、シミュレーションによって対歩行者衝突事故回避の可能性を示した。これらは、事故低減に資する研究であり、今後の活躍が期待される。 |
関連文献 | 自動車技術会論文集 Vol. 43 No. 6 |
受賞者 | ポンサトーン・ラクシンチャラーンサク(東京農工大学) |