優れた燃費性能と力強く滑らかな加速を両立した新2モータハイブリッドシステムの開発 | |
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年 | 2014 |
受賞 | 技術開発賞 |
受賞理由 | シリーズ方式ハイブリッドシステムは、低速域ではエンジンを高効率領域で自由に運転し燃費を改善できるが、高速域ではエネルギー変換ロスの問題により燃費が悪化する欠点がある。受賞者らは、高速クルーズにおいてはエンジン直結駆動とすることで、この欠点を克服した独創的なハイブリッドシステムを開発した。リラクタンストルクの活用や高電圧化によるモータの小型高効率化、アトキンソンサイクルや可変バルブタイミングリフト機構によるエンジンの高効率化により、大型セダンでありながら30km/lという優れた燃費を達成した。また、開発したシステムをプラグインハイブリッドにも展開し、優れた電力量消費率を実現した。これらは、ハイブリッドの可能性を広げる新技術として高く評価される。 |
受賞者 | 島田 裕央(株式会社本田技術研究所) 樋口 成智(株式会社本田技術研究所) 仁木 学(株式会社本田技術研究所) 田中 正志(株式会社本田技術研究所) 細田 正晴(株式会社本田技術研究所) |