世界初1.2GPa級高成形性ハイテン材の開発 | |
---|---|
年 | 2014 |
受賞 | 技術開発賞 |
受賞理由 | 車体の軽量化を目的に強度の高い高張力鋼板の適用が拡大しているが、一般に高強度化するとプレス成形性や衝突性能に影響する延性が低下し、またスポット溶接強度を確保しにくいという問題があり、冷間プレス用の車体構造部材には980MPa級ハイテン材の適用が限界とされていた。受賞者らは、材料の組織を極限まで微細化させ、かつ硬質層と軟質層の比率が最適な複合組織とすることにより、高強度化と高延性化を同時に実現できる材料を開発した。さらに、開発材に最適な制御となるスポット溶接技術、成形解析精度向上により既存プレス設備で成形を可能とした成形技術の開発を進め、1.2GPa級ハイテン材の冷間プレス車体構造部材への実用化を達成した。今後の軽量化技術として高く評価される。 |
受賞者 | 福原 恵美(日産自動車株式会社) 石内 健太郎(日産自動車株式会社) 岩崎 剛(日産自動車株式会社) 吉田 健(日産自動車株式会社) 徳光 偉央(日産自動車株式会社) |