Rules/ルール

車両製作、車検、審査(静的、動的)等のルールはFormula SAERのルールに準拠しています。
詳細に関しましては、PCサイトをご覧ください。
参加車両は、学生が構想・設計・製作したもので、FormulaSAERのルールに準拠して作られたものです。車両の構成部品についても、安易に市販品等を用いるのではなく、できる限り学生自らが製作することをモットーにしています。 また、プロの技術者・研究者から情報を入手することは許容していますが、設計を決定したり設計図を書いてもらってはいけないことにしています。
安全面については厳格で緻密なルールにしていますが、学生たちの知識や独創性や構想力が大いに発揮できるように、安全要件を除いた設計上の制約は必要最小限にしています。
参加資格は、大学院、大学、短大、高専、又は短大相当の専門学校の学生が対象です。なお、競技会の7ヵ月前までに卒業した方は参加資格を有します。
主な設計要件
- 1. タイヤがカウルで覆われてなく、コックピットがオープンなフォーミュラスタイルの4輪車両であること。
- 2. 4サイクルピストンエンジンで排気量610cc以下。オリジナル設計の加給器の装着は可。リストリクター(吸気制限装置)の最大直径は20mm
- 3. ホイールベース1525mm以上。トレッドは、フロント又はリアの大きい方に対して75%以上。ホイールは8インチ以上。
- 4. 排気音量は、排気口から水平面45度、50cmの位置で110dB以下(所定の回転数)。
主な安全要件
- 1. 横転・正突・側突時にドライバーを保護するために、フロント・リアのロールフープ、バルクヘッド前方のクラッシュゾーン、サイドプロテクション、フレームメンバー等について構造・材料など詳細規定。
- 2. 車両前端からロールバーメインフープ又は防火壁の間のドライバー席に車体開口部がないこと(コクピット開放部に関して定めることは除く)。
- 3. ドライバー安全ルールとして、拘束システム(5又は6点式シートベルト)、保護用具(ヘルメット、スーツ、手袋など)、視認性、ヘッドレスト、ドライバー脱出5秒以内、転覆安定性、防火壁、消火器等について詳細規定。
- 4. ブレーキは4輪すべてに作動し、独立した2系統の液圧回路を有すること。ブレーキペダルのすっぽ抜け時、それを検知しエンジン停止するスイッチを装備。
主な審査要件
- 1. 静的審査のうちコスト・製造分析と設計については、大会前(約2ヵ月前)に所定のコストレポートと設計レポートの提出を義務づけ。未提出の場合には該当審査のチーム得点はゼロとする。
- 2. 車検に合格し、車検ステッカーが貼られている車両でなければ、プラクティス走行および動的審査に参加できない。
- 3. 動的審査全5種目のうち、1人のドライバーが出場できるのは最大3種目までとする。
- ・耐久走行と共に燃費も評価するが、これらはそれぞれ1種目として扱う。
- ・1つの種目で2回の走行を行う場合は、別々のドライバーが運転することとする。