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講演紹介 1

　リアルワールドでの排出ガス低減には、高負荷運転をストイキで運転しても異常燃焼を発生させない技術が重要である。
　曾(1)らは、過給ガソリンエンジンにて高回転高負荷運転時に散発的に発生する高速ノックの発生要因を明らかにした。高速ノックの発生サイクルでは、2回の異常燃焼が発生しており、2回目の異常燃焼によって強い圧力振動が誘発されることを見出した（図1）。この2回目の異常燃焼はピストンクレビス付近や燃焼室内の排気バルブ付近に分布していることを、多点圧力解析と高速写真から解明した（図2）。
　2回目の異常燃焼を抑制するためには、従来の異常燃焼に対する方策でよいのか、設計方針の提言が望まれる。

Fig.1　Directly photograph and heat release rate of the 2-times abnormal combustion in high-speed knock cycle

Fig.2　Position of 2nd abnormal combustion in all high-speed knock cycles obtained with valid visualization

【参考文献】