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Vol.16 No.4

先進火花点火機関I - 燃焼&本体-
宮川 浩
Hiroshi MIYAGAWA
本誌編集委員
JSAE ER Editorial Committee

講演紹介(1)

 エンジンの熱効率向上をねらい急速燃焼を行うと振動騒音(NV)が悪化する課題に対して、佐藤ら(1)はピストンによるシリンダライナ加振に着目し、燃焼によるピストン起振力とピストン挙動の関係を整理し、運転条件に応じた最適な燃焼制御を提案した。この際、ライナに複数のギャップセンサを設置し、ピストンの傾き角、並進変位を実測した(図1)。その結果、高回転では燃焼進角と合わせて燃焼速度低減が熱効率とNVの両立に有効である一方、低回転ではNVに対する燃焼速度の影響が小さいことを明らかにした(図2)。回転数が低下するほどピストンの慣性力が低下するため、傾きや並進変位が小さくなりライナ加振力が燃焼により変化しなくなると説明した。

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