TOP > バックナンバー > Vol.16 No.1 > コラム: 1991年米国グランプリ

コラム

遠藤 浩之
1991年米国グランプリ
1991 United States Grand Prix
遠藤 浩之
Hiroyuki ENDO
本紙編集委員/三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社
JSAE ER Editorial Committee / Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger

 最近、昔の35mmフィルムを専門業者に依頼してデジタル化しました。その中に、1991年に米国フェニックスで開催されたF1グランプリの写真があったため、ここに紹介します。先頭を走るのは、マクラーレン・ホンダに乗る“音速の貴公子”アイルトン・セナ。その後方を追うのは、フェラーリの“プロフェッサー”アラン・プロストです。当時のレース展開は詳細には覚えていませんが、セナが終始トップを守り、圧倒的な勝利だったと記憶しています(調べたところ、2位に16秒差をつけていました)。写真を見ると、観客席とコースの距離が非常に近いこと、そしてコース幅の狭さに改めて驚かされます。

 セナが駆ったマクラーレン・ホンダ MP4/6 のエンジンは RA121E。3.5L・V12・自然吸気で、最高出力は735馬力/13500rpmとされています。車両重量は505kgですので、パワーウェイトレシオは約0.69kg/馬力となります。現代のF1マシンであるレッドブル RB21 の場合、パワートレイン RBPTH003 の出力は1080馬力、車両重量は798kgで、パワーウェイトレシオは約0.74kg/馬力です。35年前のF1マシンの方が小さい値を示すのは驚きです。

 さて、今年のF1はレギュレーションが大きく変わり、ホンダがアストンマーティンと組むなど勢力図が読みにくいシーズンですが、その分非常に楽しみでもあります。今年は難しそうですが、いずれ鈴鹿にも観戦に行きたいと思っています。

×

この記事(あるいはこの企画)のご感想、ご意見をお聞かせください。
今後のコンテンツづくりの参考にさせていただきます。

コメントをお寄せいただきありがとうございました。

職種

職種を選択してください

コメント

コメントを入力してください

閉じる
閉じる