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Vol.16 No.4

CN社会を支えるガス燃料そのエンジン技術Ⅱ
森 雄一
Yuichi MORI
株式会社堀場製作所/本誌編集委員
HORIBA, Ltd. / JSAE ER Editorial Committee

講演紹介(1)

 西村(1)らは、大型商用車用水素エンジンにおける均質混合気形成の実現条件を明らかにすることを目的として、大流量水素噴流の挙動を可視化計測およびCFD解析により検討した。噴流到達距離は噴射率と流速に依存するが、本研究では流速よりも噴射率の影響が支配的であり、噴射率の増加に伴って噴流が伸長し、噴流先端側への高濃度水素領域が拡大することを確認した(図1)。さらに、図2に示すように噴流到達距離は累積噴射量の0.5乗に比例し、噴射条件が時間的に変化する非定常過程においても、同様の関係が成り立つことを示した。また、CFD解析においても、筒内の混合気形成に対しては流速の違いより噴射率の影響が大きいことを確認した。以上より、流速の増加よりも十分な噴射率を確保することが、高貫徹噴流の形成に有効であることを明らかにした。

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