ワイヤレス給電システム技術部門委員会

1.活動目的

電気自動車(EV)への「ワイヤレス給電(WPT)システム」は、車両への電力の自動充電を実現する重要なインフラ技術であり、自動運転技術とも親和性が高く、世界各国の企業、大学、研究機関等において精力的に研究開発、実証試験が進められてきている。世界でのEV販売は急速に伸び2021年には600万台を超える見込みで、世界レベルでEVブームが巻き起こってきている。さらにEUでは2035年以降はゼロエミッション車のみとする環境規制を発表した。WPTシステムの国際標準化は、米国SAEで11KWまでの標準J2954が発行され、その標準に沿った量産型EVへの搭載も韓国から始まっている。ISO/IECおける静止型WPTの国際標準化も概ね定まった。加えて欧州などで社会実装に向けた試行が進んでいて、日本国内でも計画が進行中である走行中ワイヤレス給電システム、および1MW超クラスまで見据えた大電力WPTの国際標準化の審議が開始されている。本技術部門委員会では,「ワイヤレス給電システム」に関係する諸賢を広く集め、忌憚のない情報交換と、未来を見据えた議論を行い、国益に寄与するための技術サロンとして活動する。併せて、自動車技術会と本部門委員会が国内のおける第一の受け皿である、という状況を作ることも目的とする。

2.委員長・幹事(2022-23年度)

委員長 居村 岳広(東京理科大学)
幹事
  • 伊東 淳一(長岡技術科学大学)
  • 日下 佳祐(長岡技術科学大学大学院)
  • 畑 勝裕(東京大学)
  • 堀 洋一(東京大学大学院)
  • 横井 行雄(拓殖大学)

3.主な対象分野・事項

  • 充電/放電
  • 車載充電システム
  • 充電インフラ
  • 標準化
  • 法規
  • 電気安全(感電防止)
  • EMC (*)
  • 普及政策
  • 制御システム/ソフト
  • EMC(EMI/EMS)

4.活動内容

  • 1)委員会開催; 6回(4,6,8,11,12,1月)予定
    話題提供 12件実施予定(各回2件を基本とする)
  • 2)見学会 2022年10月頃に実施予定(委員会と併催 開催場所 未定)
  • 3)春季大会OSを開催予定
  • 4)春季大会フォーラム(リモート)は開催しない。
  • 5)講習会;独自開催は行わない。

5.技術のロードマップ

「将来動力分野」のロードマップ一覧

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