自動車技術 用語集

当ページ「自働車技術 用語集」は、自動車・モビリティのオンライン用語集です。
自動車・モビリティを中心とする各分野の用語について、用語の意味(本会の文献より出典)や本会催事・書籍へのリンクを掲載しています。

索引

50音別 / アルファベット別

か行

技術者倫理

技術の及ぼす力が巨大化し、技術者の判断に社会的責任が生じるため、判断を行いながら科学の知識を用いて自然の力を人間の利益のために経済的に利用する。

<出典> JSAEオンデマンド

さ行

システムズエンジニアリング

システム開発やシステム設計の方法論のこと。

<出典> シンポジウムテキスト No 06-13 モデルベースシステムズエンジニアリング ~モデルベースでシステムを考える~

自動運転

2016 年にSAE インターナショナルが、ドライバの役割等によって自動運転システムをレベル0 から5 までの6 段階に分類し、現在のレベル分けの基準となっている。現在、レベル2 や3 の自動運転車が商品化され始めており、さらにバスやタクシー等を使ったレベル4 のドライバレス自動運転車の実証実験も盛んに行われ報道されているため、一般の人にも自動運転に対する認知度が高まっている。車がドライバの手を借りずに安全を確保しながら目的地に向かうために、レベル3 以上の自動運転車ではシステムが加減速や右左折等の車両運動を自ら制御しつつ、各種センサを使って周囲の状況を検知し、目的地までのルートをたどるようにしている。

<出典> 会誌「自動車技術」発行年月 2022年5月 Vol.76 No.5

自動車エンジニア

自動車は、様々な性能が絡み合って成り立っています。例えば、運動性能の技術開発をしている方がエンジン性能を全く知らないというのでは、昨今の技術開発はできなくなりつつあります。また、最近の開発プロセスのフロントローディングの中で生産技術を知ることも重要になってきています。専門分野以外の技術について知識を習得することが日本のものづくりの一層の高度化を推し進めていくために必要不可欠です。

<出典> 自動車工学基礎講座

自動車サイバーセキュリティ

自動車のコンピュータ化が進み、車載コンピュータが車載ネットワークで接続されて連携動作するようになってきたことに伴い、車載組込みシステムのサイバーセキュリティ上の脆弱性報告やインシデントが増加している。また、自動車をネットワーク等により外部と接続する動きが急速に進んでおり、サイバーセキュリティは重要なものである。

<出典> [ft201520] フォーラム/GIAダイアログテキスト No 15FORUM–20

衝突安全

インパクトバイオメカニクスの知見を基礎とし、衝突時の乗員の障害防止・重症度の低減を目的とする。また、衝突相手のエネルギー吸収、衝突特性の改善、乗員挙動コントロール、乗員と客室内の衝突コントロールといった衝撃条件を変えることによって人体に加わる負荷を低減する。

<出典> JSAEオンデマンド

先進運転支援システム(adas)

交通事故防止のためにドライバのミスを補償するものである。認知ミスには、道路環境を認識してドライバに情報提供する。判断ミスには、道路環境情報と自車の運動状態から安全度合いを予測し、衝突の可能性がある場合にはドライバに警報する。操作ミスには、ドライバに適切な操作をうながすガイド機能や、車両を補償制御することになる。また、ドライバの運転行動を肩代わりする自動運転機能も有効である。

<出典>2006年秋季大会 Technnical Review 先進運転支援システムの開発について

走行性能曲線

車速に対する駆動力、走行抵抗、エンジン回転数の関係を同一グラフ上に表したもの。

<出典>自動車用語多言語辞典

た行

電気自動車

原動機として電動機を備えている自動車。

<出典> 自動車用語多言語辞典

は行

排ガス規制

自動車の構造・性能の改善により一台毎の運行に伴い発生する排出ガスの量を減らす発生源対策として、実施されている規制のこと。

<出典> 2005年 5月 学術講演会予稿集(春)最近の自動車排出ガスの動向について

や行

予防安全技術

安全情報提供および危険警報(追突・車線逸脱・ふらつき等)、車体の安定化制御(ABS、ESC、4WS等)、運転支援制御(ACC、LKAS)等である。この予防安全においては、人間の運動能力、(特に視覚・認知・判断・操作能力)を踏まえた運転支援装置の設計が重要となる。

<出典> 会誌「自動車技術」2022年9月号

ら行

ライフサイクルアセスメント

原料採取/原材料製造から使用、廃棄までの段階でのCO2排出量やエネルギー消費量、各排出ガス等全段階(ライフサイクル)について環境の評価をすること。

<出典> フォーラム/GIAダイアログテキスト No 16 FORUM-Y9 ライフサイクルアセスメント 自動車を中心として

A~Z

CASE

CASEとは、今後の自動車と関連産業に求められる「通信(C)、自動(自律)化(A)、サービス&シェア(S)、電動化(E)」を意味する。

<出典> 第2回CASE技術基礎講座|公益社団法人 自動車技術会.

HMI

人と機械の間にあるインタフェースのことである。自動車では、人が触って機械に意思を伝えるスイッチや、機械が音や表示で作動の結果を伝えたり、次の操作を促すためのメータ、ディスプレイのことをHMIと呼び、また、人が機械を動かすために仲介するデバイスという意味でいえば運転操作をする上でのステアリングやペダル、シフタもHMIである。つまり、これらのインターフェースが配置されているコクピットが人とクルマのインターフェースである。

<出典> 会誌「自動車技術」 Vol 69 No 3

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