第34回内燃機関シンポジウム ~燃料多様化社会における内燃機関~

第34回内燃機関シンポジウム
~燃料多様化社会における内燃機関~

 カーボンニュートラル社会実現に向けた動きが加速する中,自動車をはじめとする移動手段(モビリティ)を取り巻く環境も大きな変革期を迎えています.ハイブリッド技術の高度化や電気自動車,燃料電池車の開発はもとより,エネルギー戦略とも関連して持続可能な燃料として注目されている水素,バイオ燃料,e-fuel,アンモニアなどの新燃料の製造・供給インフラ整備を進めるとともに,これら新燃料の適用を見据えたうえで内燃機関の永遠の課題である高効率化・低エミッション化を追求する技術開発に加え,電動化との連携,持続性のある燃料開発など,内燃機関に関連する新たな技術課題に取り組むことが求められています.今回のシンポジウムは自動車技術会を幹事学会として,4 年ぶりの対面単独開催と致します.自動車用内燃機関のみならず航空機用ガスタービン,舶用,汎用の各種内燃機関を対象として,企業・大学・研究機関に所属する研究者・技術者・学生が,基礎から応用に至る最新の研究および技術開発を発表し,意見交換を行うことで,課題解決に向けた挑戦的な研究・技術開発を創造できる場を皆様に提供したいと考えております。

第34回内燃機関シンポジウム
実行委員会委員長 津江 光洋(東京大学)

※本シンポジウム開催にあたり、公益財団法人スズキ財団より令和5年度研究成果普及助成を受けております。

会期

2023年12月5日(火)~7日(木)

会場

日本教育会館 8階(〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2‐6‐2)

日本教育会館ウェブサイト:https://www.jec.or.jp/index.php


▲日本教育会館

▲日本教育会館 アクセスマップ
交通案内
最寄駅のご案内

地下鉄都営新宿線・東京メトロ半蔵門線神保町駅(A1出口)下車徒歩3分
地下鉄都営三田線神保町駅(A1出口)下車徒歩5分
東京メトロ東西線竹橋駅(北の丸公園側出口)下車徒歩5分
東京メトロ東西線九段下駅(6番出口)下車徒歩7分
JR総武線水道橋駅(西口出口)下車徒歩15分

東京駅からの主なアクセス

東京駅-(丸ノ内線・池袋方面)-大手町駅-(半蔵門線・中央林間方面)-神保町駅(約15分)

羽田空港からの主なアクセス

羽田空港-(京浜急行・品川方面)-泉岳寺-(都営浅草線・押上方面)-三田-(都営三田線・西高島平方面)-神保町(約1時間)

共催

公益社団法人自動車技術会(幹事学会)、一般社団法人日本機械学会

協賛(予定)

一般社団法人可視化情報学会、公益社団法人石油学会、日本液体微粒化学会、一般社団法人日本エネルギー学会、一般社団法人日本ガス協会、公益社団法人日本ガスタービン学会、一般社団法人日本トライボロジー学会、 日本内燃機関連合会、一般社団法人日本燃焼学会、公益社団法人日本マリンエンジニアリング学会、 一般社団法人日本陸用内燃機関協会、公益社団法人計測自動制御学会

広告提供

国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)SCSK株式会社日本カノマックス株式会社カワサキモータース株式会社コーンズテクノロジー株式会社株式会社信光社ダイハツ工業株式会社東京インスツルメンツ東京ダイレック株式会社株式会社ナックイメージテクノロジー株式会社ノビテックブロンコスト ・ ジャパン株式会社株式会社 堀場製作所本田技研工業株式会社マツダ株式会社

第34回内燃機関シンポジウム実行委員会

委員名簿

● 特別企画講演 ●

基調講演
日時 2023年12月5日(火)10:10~11:10
講師 小川 英之 氏(北海道大学)
司会 小酒 英範 氏(東京工業大学)
会場 日本教育会館 8階
演題
ディーゼル燃焼改善のあくなき追求
(Relentless pursuit of improvements in diesel combustion)
ディーゼル燃焼の改善を主眼として,燃料噴射圧力の高圧化および噴射ノズル噴孔の小径・多孔化が進展しているが,噴孔数を過度に増加させると燃焼がむしろ悪化することが知られている.この主要因として,壁面衝突後に隣接噴霧同士が干渉して空気導入が阻害されることが挙げられている.その対策の一例として,噴孔を交互に異なる噴射角度で配置した千鳥噴孔配置燃料噴射ノズルを,燃焼室中段にリップを設けた噴霧上下分配型燃焼室に適用して,燃料噴霧火炎を燃焼室上下に分配することによる燃焼改善効果を検討した研究例を紹介する.次に,e-fuelの一種として期待されているOMEに類する高含酸素燃料が発煙性が低く,理論空気量が小さいというディーゼル燃焼の改善に極めて有利となる特性に着目した超低エミッション・高熱効率・高性能ディーゼル燃焼法を紹介する.
フォーラム ~燃料多様化社会における内燃機関を考える~

燃料多用化社会に対応するために、内燃機関のメリットであるフレキシビリティがもたらす多様な用途とその将来性に関して、CN燃料を用いた陸・海・空及び定置型内燃機関の取り組みと、燃料多様化におけるLCAアセスメントを紹介します。また、パネルディスカッションを通じて、将来に向けた内燃機関の位置づけを総合的に議論します。

日時 2023年12月6日(水)14:20~17:00
会場 日本教育会館 8階
司会 脇坂 佳史 氏(株式会社豊田中央研究所)
演題・講師
  1. 「e-fuelに関する技術調査と実証試験」 中山 智裕 氏(株式会社SUBARU)
  2. 「カーボンニュートラルに向けた舶用エンジンの開発動向」宮本 世界 氏(川崎重工業株式会社)
  3. 「航空分野におけるカーボンニュートラルの展望と持続可能な航空燃料SAFの役割」岡井 敬一 氏(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA))
  4. 「アンモニア発電技術の現状と課題」藤森 俊郎 氏(株式会社IHI)
  5. 「ライフサイクルアセスメント:水素を例に」工藤 揮 氏(国立研究開発法人産業技術総合研究所) 
パネルディスカッション モデレータ: 田中 光太郎氏(茨城大学,カーボンリサイクルエネルギー研究センター長)
パネリスト: 上記フォーラム講演者各位
特別講演
日時 2023年12月7日(木)13:00~14:00
会場 日本教育会館 8階
講師 寺地 淳 氏(日産自動車株式会社)
司会 草鹿 仁 氏(早稲田大学)
演題
日産自動車の電動化によるカーボンニュートラル社会への取り組み
(Nissan's efforts toward a carbon-neutral society through electrification)
カーボンニュートラル社会の実現に向けては,走行時のCO2排出の低減のみならず,自動車の製造から廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体でのCO2削減の取り組みが重要である.日産は「人々の生活を豊かに。イノベーションをドライブし続ける。」をコーポレートパーパスに掲げ,持続可能なカーボンニュートラル社会を目指し,これまで電動化技術を推進してきた.本講演では本技術の歩みと今後の方向性について説明する.更にBEVは走る蓄電池としての特徴を持ち合わせており,BEVを中心とした社会全体のエネルギーマネージメントの日産の取り組み,およびライフサイクル全体でCO2削減を目指すべく,バッテリーのリユース・リサイクルなどバッテリーエコサイクルについて紹介する.内燃機関シンポジウムに参加するエンジニアおよび研究者の今後の思考の一助となれば幸いです.
セッションプログラム
日時

12月5日(火)- 7日(木)

プログラムはこちら

※プログラムは今後変更となる可能性があります。

● 講演申込みについて ●

講演申込は締め切りました。

講演申込みはこちらから

本シンポジウムは日本機械学会エンジンシステム部門ベストプレゼンテーション表彰の対象行事です。
以下の表彰は本人が応募することで表彰対象になります。

【日本機械学会エンジンシステム部門ベストプレゼンテーション表彰】

対象:発表時に35歳以下の日本機械学会会員

● 講演規程・講演要領 ●

※必ずお読みください。

講演規程・講演要領・執筆要領(PDF)

● 講演原稿テンプレート ●

※原稿作成の際は、必ずテンプレートをご使用ください。
講演番号はセッションスケジュールをご確認ください。


募集要旨
  • (1)会員資格に問わずどなたでも講演できます。
  • (2)講演発表の採否は、シンポジウム実行委員会に一任願います。
  • (3)原則、講演時間15分、討論10分です。
  • (4)講演論文集は、1編6ページ以内(A4版)
  • (5)自動車技術会の和文論文誌に投稿できます。
  • (6)自動車技術会の英文論文誌(International Journal of Automotive Engineering: IJAE
    に投稿する場合は、事務局にご一報ください(ijae@jsae.or.jp
    ※IJAEは、エルゼビア社のデータベースSCOPUSに収載されています
  • (7)日本機械学会会員は、日本機械学会論文集に投稿できます。
募集分野
エンジン燃焼:火花点火燃焼、圧縮着火燃焼、燃料噴霧、混合気形成、予混合圧縮自着火、着火・燃焼、ノッキング、プレイグニッション
排気・環境:燃焼生成物、後処理、触媒、廃熱回収、環境影響評価
燃料:バイオ燃料、合成燃料、水素、燃料添加物
潤滑・トライボロジー:潤滑油、摩擦・摩耗、低摩擦化
振動・騒音:低振動化、低騒音化
新機構・システム:可変動弁、可変圧縮比、ガスエンジン、ロータリーエンジン、ガスタービン、ハイブリッド技術
要素技術:燃料噴射、過給、吸排気系、冷却・伝熱
計測・制御:レーザ・光学計測、診断法、数値計算・シミュレーション、システム制御、最適化
その他:内燃機関に関する技術一般
講演申込締切日
2023年7月21日(金)2023年7月31日(月)まで延長
講演採択通知
2023年8月中旬
原稿提出締切日
2023年10月2日(月)
使用言語
日本語または英語

● 参加登録について ● 

参加登録費(講演論文ダウンロード、アブストラクト集(PDF)を含む)

▶ お支払方法:クレジットカード決済・銀行振込み(請求書)のいずれか

会員資格 早期参加登録:
2023年11月15日迄
参加登録費:
2023年11月16日~当日
正会員 13,000円(税込) 16,000円(税込)
一 般 28,000円(税込) 31,000円(税込)
学生会員 4,000円(税込) 6,000円(税込)
学生(会員外) 8,000円(税込) 10,000円(税込)

【重要】早期参加登録の適用は、参加登録が11/15までに完了した事をもって適用致します。

※共催および協賛学協会会員は会員扱いとなります。

《懇親会のご案内》※立食形式

下記日程にて懇親会を開催いたします。
お申込は先着順となりますので、参加希望の方はお早めにお申込ください。

日時 2023年12月6日(水) 18:00~20:00
場所 泰南飯店 神保町店 https://p979300.gorp.jp/
〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-6-2 日本教育会館(一ツ橋ホール)2F
参加費(税込み) 正会員/一般 8,000 円 学生4,000 円

なお、感染症の状況により懇親会中止の可能性もございますので、予めご了承ください。

● 機器展示・広告の募集について ●

本シンポジウムの参加者に、貴社の製品をPRしていただくために、展示・広告を募集しております。
是非、この機会にご利用ください。

★特典:本シンポジウムへのご招待(ただし、カタログ展示を除きます)

[種  類] 機器展示/エンジン展示/プログラム要旨集広告/カタログ展示
[展示期間]  2023年12月5日(火)~7日(木)
[場  所] 日本教育会館 1階フロア(東京都千代田区一ツ橋 2-6-2) (https://www.jec.or.jp/
[申込期限] 2023年9月1日 (金)

詳細はこちらからご確認をお願いいたします:機器展示広告募集案内

● 問合せ先 ●

公益社団法人自動車技術会 技術交流事業課 岡崎・小山 E-mail: ice@jsae.or.jp

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