二輪車の運動特性部門委員会
1.活動目的
二輪車の安全性の向上は、その構造・特性のためにアクティブセイフティ技術により達成される部分が大きい。その根底を担う二輪車の運動特性に関する研究は、一般に四輪車よりも運動自由度や関係する車両諸元が多くなることから、理論的な解析にも課題が残されている。本委員会は、二輪車・自転車・PMV(パーソナルモビリティヴィークル)に関する研究開発等に携わる技術者・研究者同士の技術交流と情報交換とを活性化し,もって二輪車等の安全性のさらなる向上を図り、健全なモビリティ社会の発展に寄与することを目的とする。
2.委員長・幹事(2022-23年度)
委員長 | 原口 哲之理(日本大学) |
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幹事 |
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3.主な対象分野・事項
- 二輪車
- 運動制御
- 車両動力学
- 評価技術
- ドライバ(ライダ)モデル
- 操縦安定性
- 力学モデル
- 走行車体振動
- 予防安全/統合安全
- パーソナルモビリティ
4.活動内容
2022年度は従来の先端研究・開発トピックスによる技術交流に加え、過去WGで実施した二輪車用タイヤ特性計測結果をとりまとめ、その計測データの公開を通じて広く二輪車研究の活性化に貢献したい。また「モーターサイクル基礎講座」に関して、過年度に引き続きテキスト作成等に関し部門委員会としての協力を継続する。2020年4月号からスタートした学会誌「自動車技術会」への連載記事をまとめ、書籍化する。