インパクトバイオメカニクス部門委員会
1.活動目的
本委員会では、自動車の衝突安全性能向上の基盤となるインパクトバイオメカニクス研究に関する国内の技術情報・知見の集約をおこなうとともに、関係者との意見交換の場を提供する。工学系の研究者だけでなく、医療分野や事故調査分析のエキスパートを委員として擁する本委員会の特性を生かし、衝突時の力学的解析、人体組織の損傷メカニズム、衝撃耐性、傷害評価基準・ツール、QOLを含めた重症度評価、事故実態の調査分析など、多岐にわたる話題提供や特定テーマに関するWG活動等を通して知見を深め、これらの活動経過を会員にフィードバックするための公開委員会などを企画し展開する。また、規格会議との緊密な連携により、ISO国際技術規格策定活動等への知見提供を通じ、国内外の衝突安全基準策定およびその基盤研究への積極的な貢献をおこなう、
2.委員長・幹事(2024-25年度)
委員長 | 一杉 正仁(滋賀医科大学) |
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幹事 |
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3.主な対象分野・事項
- 車体構造
- 傷害基準
- 衝突安全
- 人体モデル/ダミー
- 被害軽減
- 衝撃吸収
- 事故分析
- 傷害予測
- 傷害メカニズム
- 安全人体モデル
4.活動内容
インパクトバイオメカニクスに関する最新の研究動向、交通外傷や交通事故発生状況に関する情報などについて、工学と医学両分野のエキスパートが連携して情報交換、議論をおこなう場として、定期的に委員会を開催する。とくに、交通事故時の脳傷害については、委員会傘下のワーキンググループにおいて国内の知見、情報を集約し、自技会規格会議やISOを含む国内外の関係諸機関に対して技術的に貢献する。また、可能であれば当該分野の海外有識者を招聘して公開委員会を開催し、海外の研究動向を把握することで、国内の研究活動の活性化につなげる。