ディーゼル機関部門委員会

1.活動目的

100年に一度の大きな岐路に立たされている内燃機関だが、エンジン、特にディーゼルエンジンは自動車以外にも様々な分野で今後も使われ続ける。一方で化石燃料由来のCO2排出の大幅な削減も喫緊の課題であることから、とりわけエネルギー消費率の改善が望まれている。ディーゼルエンジンはWell to Wheel、或いはLife Cycle AssesmentでのCO2排出量削減ポテンシャル(将来においても燃料電池や電動車両に充分比肩しうる)が高く、今後も一層の改善が期待できるため、世界的にも燃費向上に向けた国家的な大規模研究開発も活発に行われている。本委員会では、ディーゼルエンジンの更なる燃費向上と従来からの課題である排気浄化に直接的・間接的に関わる燃料およびその噴射系、噴霧燃焼、その他の各エンジン要素技術、排気後処理系、システム制御系などのディーゼルエンジン(車両)を取り巻く幅広い分野における国内外の先端技術の研究開発状況を調査・収集して、委員会内で話題提供およびディスカッションを行うだけでなく、ディーゼルエンジン技術の将来に亘る持続的発展を目指した社会への積極的な情報発信も積極的に実施する。

2.委員長・幹事(2022-23年度)

委員長 相澤 哲哉(明治大学)
幹事
  • 座間 淑夫(群馬大学大学院)
  • 根岸 武志(UDトラックス株式会社)
  • 堀部 直人(京都大学)
  • 脇坂 佳史(株式会社豊田中央研究所)

3.主な対象分野・事項

  • 圧縮着火機関
  • 予混合圧縮着火
  • エンジン部品・要素
  • ターボチャージャー/VGターボ
  • 可変動弁機構
  • パワートレイン
  • エンジン/吸排気系
  • 排出ガス
  • 燃費、熱効率
  • エンジン制御

4.活動内容

非公開合同、公開合同委員会を含めて6回の委員会の開催と部門共催を含めたシンポジウム(2件)、春季学術講演会でのオーガナイズドセッション(OS)を企画・開催する。
<計画>
・委員会 : 2022年4月、7月、9月(非公開合同)、10月(公開合同)、12月(見学会含む)、2023年2月頃 計6回開催
      非公開合同委員会 : 排気触媒システム部門委員会共催
      公開合同委員会 : ガソリン機関部門委員共催
      見学会 : 見学先検討中
・春季大会 : OS(2セッション)
・シンポジウム : 2023年1月頃--当部門単独企画シンポジウム、2023年2月頃--ガソリン部門共催「新開発エンジンシンポジウム」

5.技術のロードマップ

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